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正式ユニを売らないサウサンプトン!?

Footmedia

2020/10/23 09:00

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今シーズン、サウサンプトンの正式なユニフォームを購入することは極めて難しいという。そもそもクラブは、正式なレプリカユニフォームを販売していないのだ!?

少し語弊があるので詳しく説明すると、販売はしているが、それは“正式”なレプリカシャツではないのだ。現在、公式HPで注文予約を受けつけている最新のレプリカシャツには、キットサプライヤーの『Under Armour』のロゴが入っていないである。

中国人が筆頭株主のサウサンプトンは昨年、中国の企業『LD Sports』と3年のスポンサー契約を結んだ。しかしコロナ禍などの影響もあり『LD Sports』が契約を全うできないと判断したクラブは、今年8月に契約を解消して急きょ新たなスポンサーを見つけてきたのだ。

そのため、開幕前に発売されていたユニフォームには『LD Sports』の胸スポンサーが入っているが、選手たちがピッチで実際に着用するユニフォームには新スポンサーであるオンライン賭博の『Sportsbet.io』が記されているのだ。

ここまでは納得できるが、ではなぜ最新のレプリカシャツには『Under Armour』のロゴが入っていないのか? スポーツ情報サイト『The Athletic』によると、前スポンサーを入れてレプリカシャツを生産していた『Under Armour』が作り直すことを拒否したという。

そしてクラブとメーカーが協議した結果、新デザインの生産は第三者に委託することになったという。そして『Under Armour』は、自分たちで生産しないレプリカシャツにメーカーロゴを入れることを禁じたそうだ。そのためクラブはメーカーロゴの入っていない、海賊版のような最新シャツをリリースすることになったのだ。

現在、クラブ公式HPでは『Under Armour』の旧デザインが販売されており、無メーカーの新デザインは予約受け付となっている。ちなみに選手たちが着用するユニフォームには、しっかりと『Under Armour』のロゴが入っているそうだ。

既に今季の旧デザインを購入した人は、クラブから無償で新スポンサーのユニフォームを貰えるという。とはいえ、無メーカーのシャツだと品質が心配になるが、そこは「全く同じクオリティ」とクラブが保証している。それでも、やはり無メーカーのレプリカシャツだと海賊版に見えてしまうのは筆者だけだろうか……。

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