マンチェスター・ユナイテッドのDFアーロン・ワン=ビサカが、チームメイトから「シュート打てると思わなかった」と揶揄された。英紙『Daily Mirror』などが伝えている。
22歳のワン=ビサカは昨年夏にクリスタルパレスから加入した将来を嘱望される右サイドバック。まだ短いキャリアとはいえ、パレス時代を含めてこれまでトップチームでは一度もゴールを決めたことがなかった。そんな同選手が、17日に行われたプレミアリーグのニューカッスル戦で豪快にネットを揺らしたものだからチームメイトも目を丸くした。
終了間際の90分、ボックス内に侵入したワン=ビサカが右足を振り抜くと、ボールはニアポストの上隅に突き刺さった。ユナイテッドでの出場50試合目にして記念すべきプロキャリア初ゴール。チームも4-1で快勝した。
「とにかく思い切り蹴ろうと思った」とワン=ビサカはクラブ公式TVに語った。そして、希少価値の高い同選手のゴールにはチームメイトも驚嘆した。
同試合で1ゴール1アシストを記録したポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは「彼がシュートを打てるなんて知らなかったよ」とクラブ公式HPに冗談を述べた。「彼がゴールできるなんて信じられない。だってシュートする姿を一度も見たことがなかったからね。だから試合後の控え室で、みんな彼に言ったのさ。『あれはクロスを失敗してゴールに決まったのだろ』ってね。」
さらに、オーレ・グンナー・スールシャール監督も4-1の勝利に機嫌が良かったようで「あれはクロスだ! 冗談だよ。狙っていたね」と笑って見せた。
いずれにせよ、サイドバックまでゴールを奪い始めたユナイテッドは手が付けられなくなるかも…?
Woke up thinking about that @AWBissaka finish 🌶️#MUFC pic.twitter.com/ji0OWUvysf
— Manchester United (@ManUtd) October 18, 2020