人気ビデオゲーム『FIFA 21』についてリヴァプールの選手たちが自身のレーティングについて意見を交わす動画が話題になっている。
リヴァプールの選手たちがゲーム内の能力値に一喜一憂する動画がクラブ公式YouTubeにアップされた。クラブに届いたリヴァプール仕様のゲームソフトを、両サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドとアンディー・ロバートソンが同僚に配りながら感想を聞くという内容だ。
まずは両サイドバックの二人が自分たちの能力値を比較。総合評価は「87点」で全くの互角だったが、スピード、パス、ドリブル、守備力などの6部門の評価では、ロバートソンが3勝1分け2敗で勝ち越して大喜びした。
次に登場したのはフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスのCBコンビ。ファン・ダイクはDFとしてゲーム内で最高評価を得ており、総合「90点」についてファン・ダイク自身も「オランダ時代は72点だったので、ここまで成長できて嬉しいよ」とご満悦。Aアーノルドも「練習の賜物だね」と仲間を称えた。
一方のゴメスについては、「30点」という極めて低いシュート能力値に注目が集まった。ファン・ダイクが「これは失礼だね」と語ると、左利きのロバートソンは「俺の右足の方が上じゃないか」と笑いながら小馬鹿にした。
その後に現れたのは、Aアーノルドとちょっとした因縁がある新戦力のディオゴ・ジョタだ。昨シーズン、当時ウルヴズに所属していたジョタはリーグ戦の中断期間中にプレミアリーグで開催された『FIFA 20』の大会で決勝まで勝ち上がると、ファイナルでAアーノルドを退けて見事に優勝していたのだ。
ロバートソンが「決勝で誰を倒したの?」と白々しく聞くと、ジョタも「誰だっけ……。確かトレントとかいう奴だったよ」とわざとらしく答えた。するとロバートソンは「惨敗だろ!」とAアーノルドを指さして冗談で叫んで見せた。
続いて現れた主将ジョーダン・ヘンダーソンについてはスピードの「65点」が話題となり、この低めの評価にAアーノルドが大爆笑した。というのも、実は昨年も二人はスピードの評価についてやり合っていたのだ。二人は実際に競走したことがあるようで、ヘンダーソンは「お前は80点なのかよ。でも実際は俺の方が速いだろ」と不満たらたら。さらに「お前のスピード83点も認めないぞ」とロバートソンにまで噛みついた。
最後に登場したのはMFアレックス・オクスレイド=チェンバレン。昨年の「80点」から今年は総合評価が1点下がって「79点」になったチェンバレンは、「君たちはこれで満足かい? 僕のことを考えて納得できるかい?」と両サイドバックに問いただし、Aアーノルドの爆笑を誘った。
さらにチェンバレンは「たぶんチーム内で評価が下がったのは俺だけだ! 毎年のようにスピードが下がっていくのは理解できない」と嘆いたあと、ゲームソフトを持ってカメラの前を去る際に「ゴミ箱はどこ?」と捨て台詞を吐いていった……!
ゲーム内の能力値に対する感想は様々だったが、いずれにせよ非常に仲の良さが伝わってくる動画となっている。
👀 New #FIFA21 ratings 👀@TrentAA and @andrewrobertso5 are tasked with delivering the latest ratings to their teammates! 😲🤣
🎮 @EASPORTSFIFA pic.twitter.com/12IGEbgk2B
— Liverpool FC (@LFC) October 10, 2020