マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが「完璧な組み合わせの選手」を作り上げた。
今年1月にユナイテッドに加入して以降、見事にチームを蘇らせたブルーノ・フェルナンデスが、英国放送局『BT Sport』のコーナーで完璧な選手を作り上げた。色々な選手の才能を集結させて「パーフェクトプレーヤー」を作る企画だ。
"Cristiano is the most skillful player I've ever seen."
"I already knew Rashford's quality, but he surprised me a lot."
There's love for Buffon, Bas Dost, and 'Don Andres Iniesta' as Bruno Fernandes builds his #PerfectPlayer 🙌 pic.twitter.com/cyoaos5YbM
— Football on BT Sport (@btsportfootball) July 16, 2020
最も「スキル」がある選手には同胞の英雄であるクリスティアーノ・ロナウドを選択した。「近年は少しスタイルが変わったので特に若い頃のロナウド」と説明し、「これまでプレーした中で最もスキルがある選手だ」と賛辞を送った。
「リーダーシップ」の部門では42歳のジャンルイジ・ブッフォンを選んだ。ずっと一流のレベルを維持していることに加え、「対戦したことがあるが、彼は誰に対しても敬意を忘れていない」と人間性を選考理由に挙げた。
「運動量」については民意を尊重してフランス代表MFエンゴロ・カンテを選択。「あまり対戦したことがないけど誰だって彼を選ぶでしょ。ピッチ上の至る所に出現するからね。」
「スピード」部門ではユナイテッドの同僚を選んだ。「(マーカス・)ラッシュフォードを選ぶよ。信じられないスピードと、それに見合ったクオリティを持っている」と説明。世界的な有望株なので彼のことは以前から知っていたが、加入して実際にプレーを見て驚かされたという。「あのスピードで走りながら正しいプレーをするのは容易じゃない」と絶賛する。
「フットボール脳」については1人に絞り切れずに2名を選択。元イタリア代表のアンドレア・ピルロとヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタだ。イニエスタについては、ちゃんと「“ドン” アンドレス・イニエスタ」と敬意を表して紹介した!
ここまでは誰もが知る超一流プレーヤーを選んできたが、「決定力」部門では少し意外な選手を選んだ。それが、元日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトのFWバス・ドストだ。スポルティング時代に同選手と一緒にプレーしていたブルーノ・フェルナンデスは「最高のストライカーの一人」と語り、「みんなロナウドのことは知っているので他の選手を選ぼうと思った」と説明。
確かにドストは、スポルティング時代にリーグ戦84試合76ゴールという驚異的な数字を残していた。その決定力についてブルーノ・フェルナンデスは「足が大きいのでシュートが簡単なんだろうね!」と冗談も忘れなかった。
Happy birthday to Bas Dost, who turns 3️⃣1️⃣ today! 🎉#SGE pic.twitter.com/ucj8MZ4hiu
— Eintracht Frankfurt (@eintracht_eng) May 31, 2020
というわけでブルーノ・フェルナンデスの「完璧な選手」とは、ロナウド、ラッシュフォード、ドストの足、ブッフォンの心臓、カンテの肺、そしてピルロとイニエスタの脳を併せ持つ選手ということだ。