マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表MFジェシー・リンガードが、ファッション業界での成功を目指しているとイギリスメディア『The Sun』が伝えている。
リンガードは自身のブランド『JLingz』を立ち上げており、若者向けの洋服を販売。自らもデザイナーとして商品の製作に携わっている。また洋服以外にも香水やiPhoneケースといった雑貨も手がけており、『JLingz』ブランドのおかげでリンガードは約660万人にものぼるインスタグラムのフォロワーを抱えている。
こうしたブランド展開により、リンガードはファッション業界で地位を築こうとしていると『The Sun』は推測。デイヴィッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドといったファッション業界でも活躍するスターたちと肩を並べることを夢見ているようだ。
ただリンガードの活動は、必ずしも賛同を得ているわけではない。特に苦言を呈しているのが、マンチェスター・ユナイテッドのOBたちだ。
“闘将”と呼ばれた元キャプテンのロイ・キーンは、サッカー以外の活動をするべきではないとコメント。「サッカーこそが最優先でなければならない。競技に集中しろ」と不満を述べている。
またポール・インスは、「コーチのライセンスを取得するとか、学位を取るとか、外国語を学ぶとか、サッカー以外でできることはいくらでもある」と主張。「まるで自分が世界屈指のスターの一人かのように、自らの洋服ブランドを立ち上げる必要なんてどこにもない。自分が何者かを思い出すことが必要だ」と厳しい言葉を贈った。
たしかにOBたちが怒るのも無理はない。というのもリンガードはもう1年以上にわたって、プレミアリーグでゴールもアシストも記録していないのだ。ファッション関係の活動を先輩たちにとやかく言われないためには、まずはピッチ上で結果を残した方が良さそうだ。