欲しい選手がいたら誰に頼むべきか? 通常ならばクラブのオーナーや強化部長に頼むべきだが、チェルシーの場合は違う。ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーに頼めばいいのだ。
ライプツィヒのFWティモ・ヴェルナーのチェルシー移籍が決定的と報じられた際、代表でチームメイトのリュディガーが一役買ったと伝えられた。ドイツ紙『Bild』によるとリュディガーは、シュトゥットガルト時代のチームメイトであるヴェルナーに西ロンドンの生活の魅力を説いて説得したという。
そんなリュディガーが先日、SNS上である選手を「ブラザー」呼ばわりしたものだから、チェルシーファンが大いに盛り上がっている。英紙『Daily Mail』によると、“エージェント”リュディガーが次に獲得してくれるのは「あの選手だ!」とファンは興奮気味だとか。
リュディガーが「誕生日おめでとう、兄弟よ」とツイートした選手こそ、6月11日に21歳の誕生日を迎えたドイツ期待の星、レヴァークーゼンのMFカイ・ハフェルツである。
Happy Birthday my brother 🙏🏾 @kaihavertz29 pic.twitter.com/j5FcVRpoXJ
— Antonio Rüdiger (@ToniRuediger) June 11, 2020
ブンデスリーガ再開後の4試合で5ゴールと絶好調のハフェルツに関しては、チェルシー以外にもリヴァプールやマンチェスター・U、さらにはバイエルンやレアル・マドリードも狙っているという。だが、もし争奪戦になったら、“代理人”リュディガーを擁するチェルシーに分があるかもしれない。
リュディガーのように友達を勧誘する“シークレット・エージェント”は他にもいるそうで、過去にはマンチェスターUのポール・ポグバがロメル・ルカクを、元チェルシーのセスク・ファブレガスがペドロを勧誘したそうだ。そのほかにも、ヘンリク・ムヒタリアンがピエール=エメリク・オーバメヤンを、ヴォイチェフ・シュチェスニーがアーロン・ラムジーを誘ったという話もある。
そう考えると、移籍市場を動かしているのは代理人ではなく、彼らのような“シークレット・エージェント”なのかもしれない。
Chelsea fans buzzing after 'Agent Rudiger' sends birthday tweet to Kai Havertz https://t.co/mYoXy5O6uK
— MailOnline Sport (@MailSport) June 11, 2020