6月11日からの再開が決まったリーガ・エスパニョーラ。首位バルセロナを2ポイント差で追いかけるレアル・マドリードにとって、最も頼りになる選手がFWカリム・ベンゼマだろう。
フランス人ストライカーは“白い巨人”のエースとして君臨。昨シーズンはチーム最多の公式戦30ゴールをマークし、今シーズンもチームで唯一の2桁得点を達成している。クリスティアーノ・ロナウドの退団によって、得点への意識が高まったと言われるが、スペイン紙『アス』によると、好調の要因は不断の努力にあるという。
1つはEMS(Electrical Muscle Stimulation=筋電気刺激)トレーニング。日本ではC・ロナウドがブランド開発パートナーをつとめる「シックスパッド」が有名だが、ベンゼマも同じようなEMSスーツを所有しており、自宅でのトレーニングに採用しているそうだ。体重の増加防止に役立つとあって、休暇中も欠かせないアイテムだとされる。
またベンゼマは“食トレ”にも取り組んでおり、専属の栄養士と契約。日々の食事では、魚介類を中心に野菜や海藻を多く摂取し、脂肪燃焼を促進するココナッツオイルや健康管理に良いとされるアルカリイオン水を口にするなど、体調管理に努めているという。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて自宅待機を余儀なくされている間も、このストイックな生活を続けていたというベンゼマ。練習再開時に測定した体重は中断前と一切変わらなかったそうで、逆転優勝に向けてさらなるゴール量産が期待できそうだ。