買い手は現れるのか
スペインの名門レアル・マドリードで会長職に就くフロレンティーノ・ペレスが、退団を仄めかしたエースの売却準備を進めている。
キエフでのチャンピオンズリーグ決勝戦を制した直後、取材陣に向けて「マドリードで過ごせたことは素晴らしい経験だった。数日以内にファンへ話すべきことがある」などと語り、退団宣言とも解釈し得るコメントを残していたクリスティアーノ・ロナウド。
チャンピオンズリーグ3連覇達成後の祝賀ムードの中での個人的な去就発言とあり、主将のセルヒオ・ラモスも苦言を呈したとされているが、表情をしかめるのはペレス会長も同様だ。スペインメディア『El Confidencial』によれば、すでにロナウド売却を覚悟しているクラブ側が、同選手の契約解除金である1300億円という天文学的数字を引き下げる準備を進めており、最終的に2億ユーロから4億ユーロ(約260億円〜約520億円)の値札を貼ることになるという。
これが“安値”かどうかは定かでないものの、本来のバイアウト価格である1300億円もの金額設定を考慮すれば、マドリー側が大幅に譲歩したともいえるだろう。
33歳となり、今やベテランの域に達しているロナウドだが、果たしてこの超高額なプレイヤーに買い手はつくのだろうか? 尚、同メディアは現時点で交渉をスタートさせているクラブはまだ現れていないとも報じており、今後はマンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンが名乗り出る可能性が高いと指摘した。
Vamos família!👍🏽🇵🇹 pic.twitter.com/YjfMbdx8xN
— Cristiano Ronaldo (@Cristiano) 2018年6月15日