「監督はあのアンチェロッティだったんだ」
かつてアーセナルで活躍したトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールが、過去にイタリアのミランへの移籍がほぼ合意しかけていたと明かしている。
2006年にモナコからアーセナルへと加入し、名将アーセン・ヴェンゲルの下で飛躍的な成長を遂げたアデバヨールは、2009年に破格の移籍金でマンチェスター・シティから引き抜かれると、その後はレアル・マドリードやトッテナムといった名門クラブを渡り歩き、現在はトルコの地でプレイしている。
そんな国際経験豊かなトーゴ人ストライカーは、過去にイタリア・セリエAへ参戦する可能性もあったことを告白。イタリア人ジャーナリストであるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏に語った内容を『sky SPORTS』が伝えた。
「あれは2008年のことだ。僕はミランへの加入が間近に迫っていたのさ。(当時ミランに在籍していた)レジェンドのカカーやアンドレア・ピルロ、パオロ・マルディーニとプレイしたかったし、監督はあのカルロ・アンチェロッティなんだから興奮したよ。でも、結局それが叶うことはなかったし、僕はアーセナルに留まることになったんだ。もちろんあのクラブは快適だったけどね」
豪華なメンバーとの競演が破談となったことを明かしたアデバヨールは、続けて今後の展望についても語っている。
「キャリアを終える頃にはまたトーゴに戻りたいと思ってるんだ。母国にスクールやアカデミーを開き、多くの人間にチャンスを与えたい。アフリカという地は最高に素晴らしい場所だけど、まだまだ改善すべき点がたくさんあるからね」
壮大な野望を語ったアデバヨールこそ、今やアフリカサッカー界を象徴するレジェンドのリストに名を連ねていると言っても過言ではない。ミランのユニフォームを着ることはなかったが、多くのゴールを決め続けてきた彼の名が忘れ去られる日など決して来ないだろう。
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— Emmanuel Adebayor (@E_Adebayor) 2018年4月15日