止まらない躍進を見せる
圧巻のシュートセンスにしなやかなボールコントロール、そして機敏な身のこなし。それら全ての要素が堂安律のサクセスストーリーを正当化しようとしている。
今季、ガンバ大阪からのレンタルでオランダのフローニンヘンに在籍する19歳のレフティーは加入初年度ながらすでに7ゴールを奪う活躍を見せており、チーム内でも卓越した存在感を発揮。現在は同クラブが買い取りオプションを発動させるか否かに多くの注目が集まっているものの、ここにきて大きな“援護射撃”を得ることとなった。
オランダメディア『Voetbal』が、2017-18シーズンのエールディヴィジにおいて「素晴らしい活躍を見せる5人のレンタルプレイヤー」を選出。なんとその中に浪速のドリブラー、堂安も含まれているのだ。
「リツはフローニンヘン加入当初のプレイには迷いが見られたものの、徐々にパフォーマンスの精度を上げ、今やチームの主人公である。彼が近い将来、大きなクラブからの興味を引く可能性は高く、フローニンヘンはこの若者をすぐにでも買い取るべきだろう」
このように日本人アタッカーへの賞賛を綴った同メディアは、堂安律以外にNACのFWティエリ・アンブローズやVVVフェンロのFWレンナルト・ティーらを「5傑」として選んでおり、いずれも明日のブレイクが期待される有望株ばかりだ。
先月のトゥエンテ戦では4人の敵に囲まれながらも鮮やかにゴールネットを揺らし、「まるでリオネル・メッシだ」「あれだけ多くの敵に囲まれながら得点を奪える選手はそう多くはいない」などとオランダの現地ファンを熱狂させた堂安。もはや彼は“フローニンヘンレベル”では収まらないキャリアを歩み始めているのかもしれない。