衝撃のデビューシーズンを送る
加入初年度ながら圧倒的なパフォーマンスを維持するリヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが、自身の去就に関して言及している。
昨夏、およそ55億円もの移籍金で名門ローマからアンフィールドへと活躍の場を移したサラーは、その爆発的なスピードを生かし、プレミアリーグの幾多の猛者を置き去りにすると、おもしろいようにゴールを量産。第31節のワトフォード戦では一気に4ゴールを奪取し、リーグ戦での得点数を「28」とするなど、その勢いは誰にも止められない。
もちろん英国の地で見せるこの鮮烈なパフォーマンスが、リヴァプールにとって厄介な問題を引き起こすことも十分に考えられる。同じくレフティーでスピードスターのガレス・ベイルによる働きぶりに満足できず、新たなニュースターの招聘を画策しているレアル・マドリードがサラーへの関心を高めていると囁かれているからだ。
『ESPN Brazil』によれば、サラーはマドリードからの熱視線について次のような回答を施したという。
「僕がまだチェルシーに所属していた頃は全くプレイさせてもらえなかったし、チャンスすらもまともに与えられなかった。僕の周りの親友やいくつかのインタビューでもすでに話したことだけど、僕はずっとこの場所へ戻りたいと願っていたのさ。なぜかって? プレミアリーグが本当に大好きだからだ。ここのプレイスタイルは僕にすごくマッチしていると思うし、なによりここでサッカーをするのが好きだしね」
「ここでハッピーだ」
現在のサラーから“浮気心”を感じることは困難かもしれない。彼は昨夏より関係を結んでいるレッズでの日々を十分に満喫しているようだ。
「リヴァプールへ加入した初日から言い続けてきたことだけど、このクラブに居られて本当にハッピーだと感じてる。ここで僕自身のフットボールをこれからも披露し続けたいね。今の僕の姿を見れば分かるだろ? 5年前とは完全に別の人間になってるんだ。メンタル的にもフィジカル的にも、すべての面においてね」
レアル・マドリードがどれだけの札束を用意しているのかは定かでないが、果たして強固な絆で結ばれた彼らを説き伏せることが可能だろうか。今夏の動向に注目したい。
— Mohamed Salah (@22mosalah) 2018年3月3日