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モウリーニョがポグバ代理人に激怒 その理由とは?

イッセイ

2018/03/20 17:30

2018/03/18 22:08

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NEWS

裏で動くライオラ氏の思惑

イングランドのマンチェスター・ユナイテッドでなかなか本領を発揮できずにいるフランス代表MFポール・ポグバの敏腕代理人ミーノ・ライオラ氏が、同選手の移籍を画策しているという。

新進気鋭の25歳がオールド・トラッフォードの門を叩いたのは2016年の夏、しかもその際にユナイテッドが古巣ユヴェントスに対して支払った金額は8900万ポンド(約130億円)にも上る。

赤い悪魔を支援する多くのサポーターがこの天文学的なビッグディールに歓喜したことは言うまでもないが、最も熾烈な競争が展開されるプレミアリーグはそう容易くポグバの明るい未来を保証することはなかった。

適正ポジションや守備時の振る舞いの是非だけでなく、常にポグバの背後に潜む“移籍金レコード”の影は容赦なくフランス代表MFへ強烈なプレッシャーとしてのしかかっているのだ。

そこで、ポグバのエージェントであるライオラ氏は早くも同選手のユナイテッド脱出を画策。英紙『Mirror』によれば、水面下でポグバの買い手を探し続けており、そのことが当然ながらクラブと指揮官ジョゼ・モウリーニョの怒りをかっているという。

だが、市場の暗躍者ともいうべきライオラ氏でさえも今回ばかりは慎重な行動が求められる。というのも、ユナイテッドに所属するライオラ氏の顧客はポグバだけでなく、ロメル・ルカクやズラタン・イブラヒモビッチ、エリック・バイリーといった主力としての役割を担うクライアントの将来にも悪影響を及ぼしかねないからだ。

一方、ポグバの考えは……

さらに同紙はライオラ氏とは異なるポグバの意思を指摘。曰く、25歳のフランス人MFは友人らに対し、現在のユナイテッドで置かれた逆境を乗り越える強い覚悟を伝えており、自身がヨーロッパ最高のクラブとトップマネージャーの下で働いているという意識を強めているという。

過去にはピッチサイドで激しくモウリーニョと口論する様子がカメラに収められていたポグバだが、どうやらそのことが指揮官との関係悪化を決定付けるものとはならず、早くも名門での再起を誓っているようだ。

そうなれば、ポグバに残された厄介な課題は、これまでにとてつもない額の“移籍金手数料”を手にしてきたスーパーエージェントを説得することなのかもしれない。

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