自らのキャリアを回想
「僕ほどの才能を持つ人間はそうは居ない」
この発言はレアル・マドリードで7番を背負う人間の口から出たものだが、その背景に一定の根拠と説得力があることは彼の輝かしいキャリアと実績を鑑みれば明らかだろう。
シーズン前半戦の不調から見事に脱し、今季も印象的な活躍を続けているクリスティアーノ・ロナウドが、Nikeのインタビューにおいて、自身のクオリティーと才能、そして仕事への献身性を惜しげも無く自画自賛した。スペイン紙『MARCA』がポルトガル人FWの言葉を伝えている。
「僕はまだ小さかった頃からずっと世界で最高の選手になることを夢見続けていた。もちろん友人らは『コイツ何言ってるんだ?』って感じに僕を見ていたよ」
「昔の僕は楽しむことをモットーにサッカーをしていたけど、心の中では自分に大きなポテンシャルがあることを分かっていた。そして僕はマンチェスター・ユナイテッドでのキャリアをスタートさせたんだ」
ロナウドが突出している要素は決して生まれ持った才能だけではない。当然ながら本人もその点を自覚している様子だ。
「僕ほどの才能や献身性、そして仕事に対するプロ意識を備えている選手はあまり多くは居ない。僕と比較できるような選手は存在しないし、誰もクリスティアーノ・ロナウドにはなれないよ」
過去にはエドウィン・ファン・デル・サールやデコ、サー・アレックス・ファーガソンなど、多くの同僚・同胞、関係者がロナウドのストイックな姿勢を評価しており、自らを鞭打つそのハードなフィジカルトレーニングは超一流のスタープレイヤーとなった今もなお継続中だ。
バルセロナのリオネル・メッシと並ぶ5度のバロンドールを受賞し、昨年には2年連続での欧州チャンピオンズ・リーグ制覇にも大きく貢献していたロナウド。歯に衣着せぬ大胆な自画自賛を前に、一体誰が反論できるというのだろうか。
— Cristiano Ronaldo (@Cristiano) 2018年3月4日