1998年の番組スタートから、世の中の様々な分野の第一線で活躍する人々にスポットライトをあてるヒューマン密着ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS製作著作/TBS系列全国ネット)。
次回9月17日(日)夜11時は、先日、サッカーW杯アジア最終予選突破を決めたハリルジャパンのエース・大迫勇也(ドイツ・ブンデスリーガ「1. FCケルン」所属)が取り上げられる。
大迫勇也とはいかなる選手か。最前線で味方からのボールを受けて攻撃の起点となる、ハリルジャパンの攻撃の大黒柱。不利な体勢でも自分の身体にボールを当てて味方に有利なセカンドボールを供給するクレバーなストライカー。
体格の大きな相手選手に身体を預け、ボールを懐に収めるポストプレーは“器用”だ。相手と入れ違いに前を向く巧みな身のこなしは前線で戦う選手のお手本といえる。一旦前を向いてボールを持つと足元に吸い付くようなタッチで相手を抜き去るドリブルは、同じ日本代表でライバルでもある原口元気選手と並び称される。
しかし大迫選手の最大の強みは、試合全体の流れや場面場面での最適なプレーを選択できる卓越した戦術眼と、それを世界レベルのピッチでも表現できる高い技術を併せ持ったところだろう。ポストプレーだけでなく、シュート、ドリブル、パス、すべてに秀でる万能ストライカーは当然のように、サッカーの強豪ドイツ1部リーグでも認められた。
ハリルジャパンのエースとして1トップの立場を確立していた大迫勇也は、今年6月13日の最終予選イラク戦でも貴重なゴールを決め、1-1ドローに貢献した。だが7月31日の練習試合で右足首靭帯を損傷し、しばらく戦線から離脱する事態に。
当時、ハリルホジッチ監督は会見で「(大迫勇也について)少し心配していた選手だ」と発言している。そうしたことからか、異例の9人のFWが招集された。「効果的なプレーをすることがFWには求められる。」という同監督の発言からも、高いレベルでバランスの取れた大迫勇也が重要な選手であることは間違いない。
番組では、ドイツでのシーズンを終えて帰国した5月からW杯アジア最終予選突破までの5ヶ月間に密着。オフに過ごす地元・鹿児島での時間や、独自のトレーニング風景を紹介。そして、最終予選の大一番・オーストラリア戦を前に大迫を怪我が襲う。
鹿児島からのし上がってきた九州男児は、朴訥とした表情の下で、大きな重圧を抱え、どんな想いを抱き、日の丸を背負っているのか。ピッチでの強気なプレースタイルの一方で、素顔の大迫は「シャイ」で「口べた」としても知られる27歳に、カメラが迫る。
[プロフィール] サッカー日本代表/大迫勇也
1990年鹿児島県南さつま市生まれ。3歳でサッカーを始め中学進学前にプロ入りを決意。
地元の強豪校である鹿児島城西高校で1年からレギュラーとして活躍し、全国高校サッカ
ー選手権の最多得点保持者。選手権の対戦相手が「大迫、マジ、ハンパない!」と泣き叫ぶシーンが印象的。Jリーグ6クラブが争奪戦を繰り広げた結果卒業後は鹿島アントラーズに入団しエースとして活躍する。2014年にドイツ2部TSVミュンヘンに完全移籍。その活躍が認められて半年後には1.FCケルンに移籍。今年大ブレークし、チームの大黒柱として、ケルンを25年振りのヨーロッパリーグ(EL)出場に導いた。一方日本代表ではロシアW杯アジア最終予選でハリルジャパン攻撃の起点として欠かせない存在に。家族は妻と娘。一見、ぶっきらぼうだが子どもを前にすると途端に笑顔に早変わり。娘をお風呂に入れるのが日々の役割だという27歳。
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