世界のサッカーシーンはヨーロッパ各国のシーズン終了に伴い、オフの風物詩であるマーケットでの移籍話が真っ盛り。天文学的数字ばかりが飛び交うクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)の去就は例年のことだが、
ビッグクラブは有名プレーヤー獲得に多額の移籍金を惜しみなくつぎ込み翌シーズンに向けた準備を着々と進めている。
Jリーグも決して無関係ではなく、最近は鎌田大地(サガン鳥栖)がドイツ1部 ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト移籍秒読みが報道されるなど、日本の若手有望株が旅立って行く時期でもある。
そしてここからが本題、まだ憶測の域を出ないがとあるプレーヤーの日本復帰がまことしやかに囁かれている。
オランダで大活躍!摩天楼ストライカー ハーフナー・マイク
その男はハーフナー・マイク。アルベルト・ザッケローニ時代には日本代表にも招集されている大型フォワードである。
確かな実力を持ちながら、本田圭佑や香川真司といった代表の常連選手と比較するとメディアを露出が少ないせいか、久々にその名前を聴く人も少なくないのではないだろうか。
2012年にヴァンフォーレ甲府から父の故郷オランダ1部 エールディヴィジのフィテッセに加入。
2012〜13、13〜14シーズンと2年連続で2ケタ得点を記録し、日本人ストライカーとして歴史に残る大きな成果を上げた。
この実績を評価され、2014〜15シーズンには世界のトップクラスが集うスペイン1部 リーガ・エスパニョーラのコルドバCFに加入。
しかし、日本人にとって鬼門と呼ばれるリーグにおいては過去の例に漏れずわずか半年で戦力外通告を受ける。
2015年3月、失意の中彼が新天地に選んだのはフィンランド1部 ヴェイッカウスリーガのHJKヘルシンキ。
同時期に加入した田中亜土夢と共に活躍し、北欧の地でスペインで失った自信を着実に取り戻していく。
そして同年8月にADOデン・ハーグへ完全移籍。かつての戦場であったエールディヴィジへ帰還を果たし、
オランダ復帰初年度2015〜16シーズンはは31試合で16ゴールを叩き出すなどストライカーとして確固たる地位を築いた。
彼が新天地として選ぶクラブは?
そして先週のこと、欧州で確固たる地位を築いた彼に関する興味深いニュースが日本に飛び込んできた。
ヴィッセル神戸がハーフナー・マイクを補強の最上位として検討しているという報道である。
ヴィッセル神戸といえば、実力と話題性において今季Jリーグを盛り上げているクラブ。
この7月には遂に元ドイツ代表のスーパースターであるルーカス・ポドルスキーが来日予定であり、既存戦力としても渡邉千真、田中順也、小川慶治朗、大森晃太郎とバラエティに富んだアタッカーが揃っている。
正直言うと「どこまで分厚くする気だヴィッセル!」と言いたくもなってくるが、開幕戦で昨季J1の得点王であった絶対的ストライカーのレアンドロ負傷は今もなお響いており、
非常に好ゲームを展開しながらもあと1点に泣いている試合は少なくない。
ルヴァンカップ、天皇杯、Jリーグ本戦とリーグ後半戦は勝ち上がり方で過密日程になる事も予想される。
ハーフナー・マイクの加入が実現すれば、既存戦力と併せることで過密日程時に戦力レベルを落とさず大きなターンオーバーを行うことも容易となる。
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goodwin
goodweek
#🐟#サカナ#魚人#飛ぶのか#パン食い競争中の1枚#運動会編 pic.twitter.com/Clxa5PrVh5— ハーフナー・マイク (@MikeHavenaar520) 2017年4月8日
移籍マーケットが開いているうちは飛ばし記事も多くなかなか真実を掴みにくいのがファンの悩みの種だが新しい化学反応が起こることを期待せずにはいられない。
Jリーグ後半のさらなる活性化を秘めたハーフナー・マイクの今後の動向に注目である。