過去の五輪を振り返る part2 -2008北京五輪-
アテネ五輪に続く第2回となる今回振り返るのは、2008年の北京五輪です!
関連記事
苦しんだアジア予選 堅守で本大会出場へ
シリア、マレーシア、香港との2次予選を全勝し、最終予選に駒を進めた反町ジャパン。ホーム&アウェイの6試合を戦い、グループ内で1位になれば本大会出場が決定します。初戦のベトナム戦(H)は勝利したものの、彼らの前にカタール、サウジアラビアといった中東勢が立ちふさがりました。初戦はセットプレーから挙げた得点を守り切り、幸先の良いスタートを切った日本。しかし第2節のサウジアラビア戦でスコアレスドローに終わると、第4節のアウェイカタール戦では試合終了間際にPKを決められて逆転負け。五輪出場への道が一気に険しくなりました。
続くベトナム戦に4-0と順当に勝利して迎えた最終戦。引き分け以上で五輪出場が確定する試合でした。会場は聖地・国立競技場。突破のかかるサウジアラビアとの激闘を0-0で終えた反町ジャパンは見事北京への切符を掴みました!青山選手がライン上でシュートブロックをした場面は今でもテレビなどで目にすることが多いはずです。
自身をもって臨んだ本大会 待っていたのは厳しい現実
本大会ではアメリカ、ナイジェリア、オランダと同組に入りました。しかし結果は3戦全敗。特に、3試合を通じて1得点しか奪えなかった攻撃陣の不調がかなりチームに影響しました。唯一の得点を決めたのは、現在サガン鳥栖でエースに成長した豊田陽平選手。相手が強豪ぞろいというのもありましたが、「谷間世代」とまで揶揄する人も現れましたね。
今や日本代表の中心に!
しかし、このままでは終わらなかったのが北京世代の選手たちです!当時のメンバーは今や日本代表のレギュラーになるまでに成長しました。北京五輪に出場した主な選手はこちらです。()内はA代表での成績
GK
西川周作(24試合)
DF
長友佑都(87試合3得点)
内田篤人(74試合2得点)
森重真人(31試合2得点)
吉田麻也(63試合7得点)
MF
細貝萌 (29試合1得点)
香川真司(79試合25得点)
本田圭佑(80試合35得点)
FW
岡崎慎司(100試合47得点)
李忠成 (11試合2得点)
このように見ると、アテネの時以上にブレイクした選手が多いように見えますね。また、北京五輪ではなでしこジャパンがベスト4という好成績を残しました。男女で明暗の別れた大会でしたが、現在の強い日本代表に繋がっているという面では結果的にはとても良い大会だったのではないでしょうか。最後に、この大会を振り返った3選手のインタビュー動画を載せておきますね!