今季好調!アルビレックス新潟FW田中達也のこれまでの歩み
今シーズン好調を維持しているアルビレックス新潟FW田中達也選手。先日4月2日に行われた対福岡戦で、2試合連続ゴールを記録していますが、これまでのサッカー選手としての道のりは決して平坦ではありませんでした。かつて日本代表でも活躍した田中選手は、これまでどのような選手生活を経て、今の活躍に至るのでしょうか。
注目を浴びた帝京時代
地元である山口県を離れ、東京都の名門校帝京高校に入学した田中選手は、当時は無名ながらも1年生時から試合に絡む活躍を見せ、1年、2年時には全国高校サッカー選手権に出場しています。これだけを読むと順風満帆のように思える高校時代ですが、その陰には絶え間ない努力がありました。ただでさえハードなトレーニングをすることで有名な帝京高校ですが、そんな中、田中選手は毎晩9時過ぎまでグランドに居残り、ドリブルという武器を磨き続けていたと言います。当時の努力が、今の田中選手の鋭いドリブルを作り上げたことは、言うまでもありません。
浦和レッズでの活躍、そして挫折
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帝京高校卒業後、J1浦和レッズに加入した田中選手は、そのドリブル力を活かし大きな活躍を見せることになります。所属していた2001年から2012年の12年間で56ゴールの活躍。Jリーグ優秀選手賞も2度受賞しています。2005年には日本代表国際Aマッチに出場を果たした田中選手ですが、その後右足関節脱臼骨折の重傷を負うなど、順風満帆に見えた選手生活も徐々に影を潜めていくことになります。そしてついに2012年、浦和レッズから戦力外通告を受け、サポーターに惜しまれながらもチームを去ることになりました。
挫折を乗り越え復活!
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戦力外通告を受け、田中選手が加入したのは新潟に本拠地を置くJ1アルビレックス新潟。現在4シーズン目を迎えましたが、未だドリブル力は健在、全盛期にも引けを取らない果敢にドリブルを仕掛けるプレースタイルは、多くのアルビレックスファンの心を掴んでいます。見事挫折を乗り越えた田中選手は、ここから選手としてさらなる活躍が期待できます!
その素顔は
果敢なドリブル突破を得意とする田中選手ですが、私生活はというと、とても穏やかなことで知られています。実は筆者は、アルビレックス新潟でインターンをしていた経験があるのですが、田中選手はいつも先に挨拶をしてくれるような、謙虚で、とても穏やかな印象でした。ゴール後のパフォーマンスとして薬指のキスをする仕草は有名ですが、その家族を大切にする姿と甘いマスクが、女性ファンの心もしっかりと掴んで離さない要因なのかもしれませんね!