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英国放送局がタブーに触れて謝罪に追いやられる!?

Footmedia

2020/09/21 13:38

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イギリス放送局『Sky Sports』は、番組出演した元選手の“ゴシップ発言”で謝罪に追いやられたという。英紙『Metro』が伝えている。

19日に行われたプレミアリーグの試合で、今季初戦を迎えたマンチェスター・Uがクリスタルパレスと本拠地で対戦した。試合は戦前の予想に反し、クリスタルパレスが敵地で大金星を収めることに。その試合で2ゴールを決めたのが、ユナイテッドでもプレーしたことのあるFWウィルフレッド・ザハだった。

そのザハについて、『Sky Sports』の番組に出演した元ユナイテッドのパトリス・エヴラが試合前に言及。「パレスを軽視するわけではないが、パレスのファンも分かっていると思う。ザハはパレスだけに収まるような選手ではない」と同選手を絶賛していた。

そのあとでユナイテッド時代のエピソードも振り返った。「ユナイテッド時代、嘘か真か分からないがザハはデイヴィッド・モイーズ監督の娘さんとの関係が噂された。プレシーズン中、彼は全試合に出場して活躍していたんだ。でも、その噂が出てからはメンバーから外されるようになった。」

確かにザハは、モイーズ監督の当時19歳の娘さんと関係を持ったと噂され、それが理由で起用されないとまで囁かれた。しかし、後にザハは「会ったことさえない」と噂を完全に否定したのだ。

エヴラのコメントを受け、番組の司会者は慌てて謝罪する羽目に。「ザハとモイーズ監督の娘さんに関する先ほどのコメントについて、誤解を解かせてください。ザハ本人は会ったこともないと語っているそうで、エヴラの発言は間違いでした。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」

そんなやり取りが行われているなんて知る由もないザハはピッチ上で躍動。チームを勝利に導いたあと、特別な試合だったと明かした。古巣との一戦ということもあったが、それ以上に腕に巻いた“布”に意味があったそうだ。ザハは試合後のインタビューで「誇らしい」と語った。

「オールドトラッフォードでの試合でキャプテンを任され、勝ち点3を獲得できて最高だ。このチームには素晴らしい才能が揃っている。だから試合前に『自分たちを信じよう。自分たちのサッカーをすることを恐れてはいけない』と仲間に声をかけたのさ。」

12歳から所属するクラブで腕章を巻き、古巣の名門クラブを撃破。変なゴシップを蒸し返されたとはいえ、ザハにとっては忘れられない一日となった。

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