レアル・マドリードがラ・リーガ制覇のために乗り越えた10の逆境

ラ・リーガ

19/20シーズンのラ・リーガを制したレアル・マドリード。

シーズン中に様々な困難を乗り越えてタイトルを手にしたレアル・マドリードにとっては、印象的な逆転劇となった。

レアル・マドリードのフロレンティーノ ペレス会長は、「リーグ戦は逆境との戦いだった。これまでにないほど難しいものだった」と語っている。

『マルカ』が、レアル・マドリードが今シーズン、ジネディーヌ ジダン監督のチームが乗り越えてきた10の逆境を振り返っている。

①悲惨なプレシーズン

昨夏のプレシーズンの結果とパフォーマンスは楽観視できるものではなかった。

ニュージャージーでのアトレティコ・マドリード戦では3-7の大敗を喫した。

当時ジダン監督は「シーズンは良いものになるだろう」と主張していたが、それが正しいことを証明した。

②アセンシオの長期離脱

昨夏のプレシーズン中に行われたアーセナルとのテストマッチで、マルコ アセンシオが左膝前十字靭帯断裂と外側半月板損傷の重傷を負った。

アセンシオはジダン監督の下で重要な役割を果たすはずだったが、シーズンの大半を欠場することを余儀なくされた。

③不毛のベイル

第3節ビジャレアル戦では2ゴールを決めたギャレス ベイルだったが、ラ・リーガでの得点はこれだけだった。

リーグ戦の出場は16試合にとどまり、コロナ危機からの再開後はほとんどベンチに座っているだけだった。

④アザール不在

エデン アザールはジダン監督によるチーム再建において欠かせない存在となるだったが、シーズンの大半を怪我で離脱していた。

今シーズンのアザールは足首を2度負傷し、出場している時でさえ最高の状態ではなかった。

⑤10月の大きな危機

レアル・マドリードは今シーズン、チャンピオンズリーグのグループステージでは開幕2試合で勝ちなし(1分1敗)。

ジダン監督の解任が噂され、ジョゼ モウリーニョ復帰の可能性も報じられていた。

それでもレアル・マドリードは第3節ガラタサライ戦に1-0で勝利した。

当時セルヒオ ラモスは、「ジダンがレアル・マドリードのためにしてきたことを考えると、もっと敬意を払うべきだと思う」と語っていた。

⑥調子を落とした2月

2月の数週間で、レアル・マドリードは調子を落としてしまった。

第24節セルタ戦で引き分け(2-2)、続く第24節レバンテ戦で敗戦(0-1)。

ラ・リーガでは首位を明け渡し、チャンピオンズリーグのラウンド16ファーストレグではホームでマンチェスター・シティに敗れた(1-2)。

⑦リーグ中断

第27節でベティスに敗れた後(1-2)、コロナ危機によってリーグは中断。

再開初戦の第28節エイバル戦に勝利(3-1)するまでの3ヶ月の中断期間は、レアル・マドリードの誰もが苦戦を強いられていた。

⑧一時的なホーム移転

エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの改修工事のため、レアル・マドリードは再開後のホームゲームをエスタディオ・アルフレッド・ディステファノで戦うこととなった。

ジダン監督のチームが新たなホームグラウンドでの試合に適応できるかが疑問視されていたが、6試合すべてに勝利している。

⑨即席の最終ライン

怪我や出場停止により、シーズン最後の数週間では最終ラインの顔ぶれは試合ごとに変わった。

ジダン監督はフェルラン メンディやルーカス バスケスを右サイドバックで起用するなど、時折即席の最終ラインでの戦いを余儀なくされた。

⑩VAR判定をめぐる批判

レフェリーの判定がレアル・マドリード優位に働いているとして、レアル・マドリードはラ・リーガの他のクラブからの批判にさらされていた。

だが、ジダン監督と選手たちはそれに巻き込まれることはなかった。

レアル・マドリードはこれに関しては口を閉ざし、他の人たちが不満を漏らす中でも自分たちのプレーに集中した。

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