アーセナルに所属するDFエクトル・ベジェリンが、植林プロジェクトを開始することを自身のインスタグラムで発表した。イギリスメディア『talkSPORT』が伝えている。
以前から環境問題や気候変動に高い関心を示していたベジェリンは今回、『One Tree Planted』という慈善団体とパートナーシップを締結。今季の残り試合でアーセナルが勝利するたびに、3000本の木を植樹すると宣言した。
『One Tree Planted』が行う植林活動は、異常気象の減少や野生動物の住みかの提供を目的としている。ベジェリンと共に行うプロジェクトでは、アマゾンの熱帯雨林に新たな木を植えることで貴重な生態系を守り、現地住民に森林保全活動に携わってもらうことも計画しているようだ。
近年の研究によれば、地球上では1時間あたり4500エーカー(東京ドーム約400個分)の森林が失われ、野生動物や生態系、気候に多大なる影響を与えているという。幼少期によく森で遊んでいたというベジェリンはこうした状況に危機感を抱き、植林プロジェクトを開始。「僕の活動やプラットホームを介して、地球を大事にすることや僕たちに影響を与える大切な活動に寄付をすることがいかに重要なのか気付いてくれればいいね」と述べ、ファンにも参加を呼び掛けている。
ただプロジェクト開始後、最初に行われた17日のマンチェスター・シティ戦は0-3と完敗し、初の植林とはならず。大事な地球環境を守るため、今後は1つでも多く白星を重ねたいところだ。
That's all from the Etihad.#MCIARS
— Arsenal (@Arsenal) June 17, 2020