ローマに所属するイタリア代表MFのニコロー ザニオーロは2020年1月12日に行われたセリエA第19節のユベントス戦で右膝前十字靭帯断裂に加え半月板損傷という大けがを負ってしまった。
当初は今シーズン絶望とも報じられていたザニオーロだったが、コロナウィルスによる中断もあり、シーズン中の復帰の可能性が高まっているようだ。
ザニオーロは今のローマで最もユニフォームが売れている選手である。
1999年生まれのザニオーロは2018年7月にナインゴラン移籍の一部としてインテルからローマに加入すると大ブレイクを果たし今ではローマティフォージのアイドルになった。
しかしザニオーロのサッカー人生が順風万端だったわけではない。
フィオレンティーナのユースチームでは上に上がることが出来なかったこともあり、サッカーを辞めかけたこともあったという。
ザニオーロは「私は若い段階で成功できる人としてカウントされたことなんてないんだ。他の選手と比べ体の成長が遅かったから」とコメントしている。
挫折を経験してもサッカーに対する情熱を失わなかったザニオーロは才能を開花させ、今ではローマだけではなくイタリア代表を支えるタレントに成長した。