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— Arsenal FC (@Arsenal) 2019年2月10日
先日はシュート数とポストの関係性についての記事をご紹介したが、今回は「シュート数とゴール数」についてご紹介。
当たり前のことではあるが、試合に勝利するためには得点が必要であり、得点を取るためにはシュートをすることが必須である。極稀にシュートを打たずして得点を得て勝利するケースもあったりするのだが(確か昨シーズンワトフォードがやってたような…)、各チーム攻撃プランを組み立てる上で「どこのエリアで」「どのタイミングで」「どういった条件で」シュートを打つのかを「自分たちのチームやプレーヤーたちの適性」と掛け算して考案することに常日頃頭を張り巡らせることだろう。
基本的には毎シーズン選手の補強を行うため、攻撃のプランは少しずつ変化しておりそれを紐解くのもサッカーを楽しむ手段でもある。
そんな各チームの「シュート数とゴール数」について非常に興味深い事実が発見されたので下記に示す。
上記のデータは各チームの今シーズンのプレミアリーグにおける総シュート数とゴール数、更にはシュート決定率を表したものである。必ずしもすべてのゴールがシュートをしたことによって発生したものではないということをご認識いただきたいが、シュート決定率はマンチェスターシティであることが判明した。これまでの総シュート数は329本、ゴール数が74ゴールとどちらもリーグトップの数字を誇っており、決定率は22.5%。ペップの攻撃プランがチームに深く浸透していることが伺える。
そして驚きなのが、2位がアーセナルだということである。決定率は21.9%とマンチェスターシティと遜色ない数字を示している。トップ6の比較を並べてみても、アーセナルの攻撃プランがいかに効率的であることが理解できる。
特筆すべき点はアーセナルがシュートをそれほど打っていないということである。今シーズンの総シュート数はリーグ12位の242本だが、ゴール数がリーグ4位の53ゴールを記録している。
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— Arsenal FC (@Arsenal) 2019年1月1日
アーセナルは魅力的なパスワークを誇っている。一瞬にして入る攻撃のスイッチで相手DFを置き去りにしてゴールに結びつける、ベンゲル時代から続く伝統的な文化が根強く残っている。更に今シーズンは例年に比べエリア内ギリギリまで侵入して確実にゴールになると感じるまでパスで崩してシュート数を打つといったプランニングをしているように感じている。フルハムで決めたラムジーのゴールは今シーズンのプレミアリーグのゴールの中で最も美しく素晴らしいゴールだったに違いない。こうしたエメリのこだわりが今シーズンのアーセナルの決定率を物語っていると私には感じられる。