本田圭佑の勢いが止まらない。
2月11日、メキシコリーグ後期第6節・ベラクルス戦に出場した本田はコーナーキックから決勝点をアシストし勝利に貢献、パチューカは連敗を2で止めた。
この試合、本田は72分でベンチに退いたものの後期ここまでの5試合、先発フル出場を果たしていた。また、昨年11月の前期アトラス戦からクラブW杯、年末の国内カップ戦も含め出場した試合は全てピッチ上で試合終了のホイッスルを聞いている。
特筆されるのは出場時間だけではない。後期リーグ戦、本田はゴール・アシストで全試合得点に絡んでおり、極めて高いパフォーマンスを発揮し続けていると言っていいだろう。2月4日の5節モレーリア戦では得意とする無回転での直接フリーキックを叩き込むなど、好調さが伝わってくる活躍ぶりだ。
パチューカは後期まだ2勝と、チームとしては勝ち星を手にできずにいるものの、決定的な役割を続ける本田は完全に欠かすことのできない存在となっている。
無論、クラブでの活躍は本田の日本代表復帰の可能性を膨らませる十分な要素でもある。
昨秋、ハリルホジッチ監督に「本来のパフォーマンスを見つけるべき」との理由により代表落選を経験しているものの、ここに来ての好調は文句の付けようのないはずだ。来月に迫る日本代表欧州遠征に本田の姿を想像するのも決して気が早い話ではない。
「今日は決めたかった。チームが勝てたのは一番良かったが、個人のパフォーマンスとしては良くなかった。」
ベラクルス戦後の本田のコメント。3試合連続ゴールを逃したこともあり、本人の手ごたえは小さなものだったのかもしれない。
とはいえ、その言葉の裏には大きな自信が感じられるのは「本田らしさ」が戻ってきたからに他ならない。前所属のミランでは出場機会に恵まれず、長らく失われていたあの相手をねじ伏せる圧倒的な存在感を再び取り戻した今、その力強い眼光の捉える先は常々本田の語るパチューカのクラブタイトル獲得、さらには自身の代表復帰。そしてその何れの可能性も決して小さなものではないはずだ。
30´1T @ClubTiburones 0-0 @Tuzos
El partido se desarrolla en el media campo, los equipos tratando de atacar.#J6 #Cl18 @LIGABancomerMX #TeJuroQueTeAmo pic.twitter.com/esqmaCG4NV
— Club Pachuca (@Tuzos) 2018年2月12日