by 1. FC Köln
ボルシア・ドルトムントの香川真司選手や、FSVマインツ05に加入した武藤嘉紀選手など、多くの日本人プレーヤーが活躍しているドイツのブンデスリーガ。そのブンデスリーガの古豪FCケルンは、大迫勇也選手がその一員であることでお馴染みですが、同クラブ所属のもう一人の日本人選手、長澤和輝選手をご存知でしょうか?
最前列右から2番目が長澤選手by 1. FC Köln
幼少期から八千代高校時代
長澤選手は、千葉県市原市出身。サッカーを始めたのは小学校に入学する直前で、地元のちはら台SCに所属していました。中学校では、強豪として知られる三井千葉サッカークラブジュニアユースに所属し、パスサッカーを重視した戦術の中で技術を磨きました。その後は、関塚隆監督や羽生直剛選手など多くのJリーガーを輩出してきた八千代高校に進学。3年時では、全国高校サッカー選手権に出場し、主将としてチームを引っ張り、大会優秀選手に選ばれています。
専修大学での大活躍とJリーグ特別指定選手への選出
2010年の高校卒業後は、専修大学に進学。1年生からレギュラーとして活躍し、翌年には全日本大学選手権優勝に貢献し、この年以降、関東大学サッカーリーグ戦3連覇を果たします。関東1部リーグでは、通算62試合38得点という極めて高い決定力を見せつけました。
その活躍を横浜F・マリノスに認められた長澤選手は、2013年に同クラブに特別指定選手として加入。同年4月3日に行われたナビスコカップ対大宮アルディージャ戦で公式戦デビューを果たしました。
FCケルンへの加入から現在に至るまで
全日本大学選抜やユニバーシアードでも活躍した長澤選手に目を留めたのは、ブンデスリーガのFCケルンでした。2013年12月22日、2016年6月末までの2年半契約で、長澤選手は同クラブに加入。その後はリーグ戦10試合出場で1アシストを記録。チームの2部優勝と1部昇格に貢献し、契約期間が2018年6月末まで延長されました。
2部優勝を仲間と共に喜ぶ長澤選手by SOCCER KING
FCケルンについて
長澤選手が所属するFCケルンは、1948年にドイツで4番目の規模の都市ケルンをホームタウンとするクラブとして創設されました。同クラブは、1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者で、古豪と呼ぶにふさわしいチームです。また1977-1978 シーズンには、日本人海外移籍の先駆者で、現在は解説者として活躍されている奥寺康彦さんがリーグ優勝に大きく貢献したことでも知られているので、日本とはとても関係の深いクラブと言えます。
遂に開幕した2015年のシーズン。現在FCケルンは全体で4位と好位置につけており、王者バイエルン・ミュンヘンや香川選手のボルシア・ドルトムントを勝ち点2差で追う立場にあります。これからの長澤選手の活躍と、FCケルンの躍進に期待したいですね!
by GOAL.com
では最後に、長澤選手の華麗なプレーをどうぞ!