Shooty

迫る大一番。“ビッグロンドンダービー”の見どころと展望。

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2017/01/31 21:00

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NEWS

マッチアップから見る注目選手② 〜カンテ&マティッチvsエジル&A・サンチェス〜


by カルチョまとめブログ

「彼はバッテリーをパンツの中に隠している」と、レスター・シティのラニエリ監督に言わせるほどのスタミナとボール奪取能力に優れるカンテ。彼の加入がここまでチェルシーの好調さを支えていると言っても過言ではないでしょう。彼のインターセプトの多くは、「攻撃方向を向いた体勢」であり、カウンターに移るためのスイッチ役となることができます。
相方のセルビア代表MFのマティッチは身長194cmと恵まれた体格を生かしたスケールの大きなプレーが持ち味の大型ボランチです。左足から繰り出されるミドルシュートや展開力に長けていることも特徴です。3−4−3とシステム変更後の守備の安定感と厚みのある攻撃はこの2枚のセントラルMFが作り出しています。


by FINASH

アーセナルが誇る2枚看板である、ドイツ代表で背番号「10」を背負うエジルと、母国チリ代表をコパ・アメリカ2連覇に導いたA・サンチェス。どちらも、アーセナルには欠かせない選手です。
エジルは広い視野とパスセンスに優れ、数多くのアシストを記録してきました。ボールの持ち方・運び方が良い意味で「いやらしく」かつ「エレガント」であり、多くのファンを魅了しています。昨シーズンから、積極的にゴール前へのスプリントの回数が増え、これに比例してゴールの数も増えています。
サンチェスは身長こそ低いものの,鋼の肉体の持ち主です。スピードとキレを活かしたドリブルやパワフルなシュート、献身的な前線からの守備も出来るFWです。今シーズンはコパ・アメリカの疲れを見せることなく、開幕からアーセナルの1トップを務め、ここまでゴールランキングトップタイの15得点とアシストも7個を記録しています。

第6節の対戦では、当時チェルシーでアンカーのポジションを務めていたカンテの横のスペースを利用し、エジルとサンチェスを中心として細かいパス回しでチェルシーDFを翻弄。チェルシーのDFを中央に寄せさせた後に、広大なサイドのスペースを使い攻撃を仕掛けてゴールを奪いました(前半14分の2点目)。このサイド攻撃が、チェルシーの両翼を担っていたベルギー代表MFのアザールとブラジル代表MFウィリアンのポジションを下げさることに成功しました。これによってアーセナルは、ボールを奪われてもチェルシーが前線に人数を懸けることを許しませんでした。このことが3−0という結果に繋がったと考えています

第6節ハイライト動画

今回の対戦において両チームが狙うべきポイントを挙げてみました。
チェルシーにとっては、チームが誇る堅守から如何に速くカウンターを仕掛けられるかが重要となってきます。前線3人の個の能力は非常に高いので、得点のチャンスは多く生まれるでしょう。
アーセナルにとっては、ボールポゼッションを高めながら相手の3バックのサイドのスペースを上手く利用できるかどうかが重要となると考えます。「攻撃は最大の防御」というように、サイドのスペースを利用し、チェルシー攻撃陣を敵陣深くに釘付けにできるかがカギになるでしょう。

以上“ビッグロンドンダービー”について簡単にまとめてみました。今シーズンの優勝争いを占う重要な一戦。
ハイレベルなサッカーを期待せずにはいられません。

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