Jリーグの三部リーグにあたるJ3。
地上波TVで試合が生放送されることも無いですし、有名選手が在籍していることもまずありません。
それでも地域密着したスポーツクラブとして、シーズンを戦い、上位リーグを目指して頑張っています。
そのJ3リーグで今年話題をさらっているチームがあります。レノファ山口です。
山口県のサッカークラブ
レノファ山口は、戦後すぐに結成された山口県教員団がその起源です。
つまり山口県の先生たちが選手だったのです。
現在J1リーグで活躍するチームの多くは大手企業のサッカークラブが原型。
たとえば、昨年J1リーグ優勝チームのガンバ大阪は、松下電器産業(現Panasonic)サッカー部が起源です。
レノファ山口の様に、先生のチームが起源のJリーグチームというのはとても珍しいと言えます。
今年初めてJリーグに昇格
J3リーグは昨年できたばかりの新しいリーグです。初年度の昨年優勝したのはツエーゲン金沢。
残念ながらレノファ山口は昨年度はJ3の下位リーグであるJFLに所属、最終成績は4位でした。
4位だったにもかかわらず、J3リーグ資格要件を有している最上位チームだった為、
レノファ山口はJ3リーグに昇格することになりました。
その結果、今年からレノファ山口は晴れてJリーグのチームとしてJ3リーグに参戦。
Jリーグの中では最下位の三部リーグながら、晴れてJリーグチームとして戦い始めたのです。
驚きのJ3リーグ首位!
Jリーグの下位リーグであるJFLから4位でJ3リーグに昇格したばかりのレノファ山口ですから、当然ながら苦戦を強いられる事が想定されたはずです。
ところが、筆者が本記事を執筆している現在迄の成績は、何と驚きの首位!
J3リーグ初昇格チームがトップを走っているのですから衝撃的なことです。
細かなパスサッカーを基本戦術としながら、特筆すべきは得点力です。
他チームを圧倒する57得点。岸田和人選手17得点、島屋八徳選手12得点、福満隆貴選手11得点。
しかもリーグ得点ランキングトップ3はレノファ山口のこの3選手で占めているのです。
無名のJ3チームであるレノファ山口。今年は要チェックです!