J1優勝目前に迫った2005年のC大阪に近い現在の清水
小林監督の植え付けた守備戦術の構築と、この森島と西澤を再生した2005年のセレッソはJ1優勝まで迫った。by THE PAGE
とはいえ、鄭大世選手も大前選手もドイツでもプレー経験のある実績十分なFW。小林監督がクラブ史上初のJ1昇格へ導いた3チームのFWとは比較の対象にすらなりません。
ただ、小林監督が指揮して来たチームで似ているチームが過去に1つだけあります。2004年から3シーズンに跨って指揮したセレッソ大阪です。
当時のセレッソは過渡期にあったものの、守備の部分を立て直し上で、衰えも見えていたMF森島寛晃選手(現・C大阪アンバサダーなど)とFW西澤明訓選手(現・代理人)の両ベテランコンビを再生させて大躍進。最終的には5位に終わったものの、2005年にはJ1リーグ最終節を首位で迎えるまでのチームを作り上げました。
攻撃的なマインドのあるクラブで、実績十分の2人のアタッカー。現在の鄭大世選手と大前選手も、当時の森島選手と西澤選手のように止まりかけたキャリアが再び動き始めています。そして、そこには小林監督の存在が。
優勝、昇格、降格が全く決まっていないJ2最終節は現地で!
2位で最終節を迎える清水・小林監督。古巣対決、師弟対決を制してJ1昇格を果たせるか?by Gunosy
J2リーグ最終節、運命の日となる11月20日、清水は徳島でのアウェイゲームを戦います。昨年まで4シーズン率いた徳島は今季、小林監督と共に山形時代からコーチとして二人三脚で歩んできた長島裕明氏が監督を務めています。
長島監督は今季限りでの退任が決まっていますが、最終節に師弟対決と直近の古巣との対決が待っている運命の一戦の行方は?
また、首位の札幌は最下位のツェーゲン金沢と対戦。J2残留争いの方も全く決定しておらず、最終節の結果次第で金沢にギラヴァンツ北九州、FC岐阜の3チームにJ3自動降格となる最下位、J3・2位との入れ替え戦となる21位の可能性があります。金沢がJ2優勝とJ1昇格を狙う札幌以上のモチベーションで挑んで来る緊張感のある試合となるでしょう。
また、2位の清水と勝点で並んでいる3位・松本はホームで横浜FCと対戦。首位・札幌とも勝点3差で、依然としてJ2優勝の可能性も残ります。
C大阪と京都サンガの2チームのJ1昇格プレーオフ行きが決まっただけで、優勝争いも、J1自動昇格も、J1昇格プレーオフ(残り2枠)も、J2残留争いも全く決まっていない激動のJ2リーグ。
対戦カードは以下の通り。是非、会場に足を運び、この特別な緊張感とスリル、リアルを感じとりましょう!!
J2最終節対戦カード
11/20(日)14:00 一斉開催
札幌VS金沢(札幌ドーム)
山形VS北九州(NDソフトスタジアム山形)
水戸VS山口(ケーズデンキスタジアム水戸)
松本VS横浜FC(松本平広域公園総合球技場)
岐阜VS東京V(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)
C大阪VS熊本(キンチョウスタジアム)
岡山VS群馬(シティライトスタジアム)
讃岐VS千葉(Pikaraスタジアム)
徳島VS清水(鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム)
愛媛VS町田(ニンジニアスタジアム)
長崎VS京都(トランスコスモススタジアム長崎)
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