4チームによる熾烈な戦い!J1残留争いがついに決着へ

浦和レッズがステージ優勝を収めた2016年Jリーグ第2ステージは本日11月3日に最終節を迎えます。首位浦和レッズと2位川崎フロンターレによる年間順位争いの一方で注目されるのが熾烈な残留争いです。

電撃復帰した闘莉王は名古屋をJ1残留へ導けるかby Jleague.jp

大混戦の残留争い

年間順位最下位のアビスパ福岡、17位の湘南ベルマーレの来シーズンのJ2降格は既に決定しています。残り一つの降格圏である16位の可能性があるチームはジュビロ磐田、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟、名古屋グランパスの4チームです。13位の磐田から16位の名古屋まで勝ち点差が3と混戦を極めています。

4チームの中で残留の可能性が一番高いのは年間順位13位に位置するジュビロ磐田です。勝ち点33の磐田は最終節で戦うべガルタ仙台に対し、引き分け以上で残留が決定します。勝利が求められる他のチームに対して、引き分けでも残留が決まる磐田は3チームに比べてアドバンテージを持っています。得失点差でも4チームの中で上回っている磐田の残留は濃厚と言えるでしょう。

13位ジュビロは引き分け以上で残留by goo

現在勝ち点31の甲府が14位、勝ち点30の新潟が15位、そして同じく勝ち点30で降格圏16位に沈んでいるのは名古屋です。勝ち点差1の中に3チームがひしめき合っており、残留争いはこの3チームの争いになることが予想されます。

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両外国人を欠く新潟、監督交代&闘莉王復帰の名古屋

勝ち点で新潟、名古屋を上回る14位甲府ですが、得失点差が-25と-15の新潟、-18の名古屋に比べて多い点が気になるところです。サガン鳥栖との戦いで勝てば自力で残留を決められる一方、負けることがあれば15位の新潟、16位の名古屋が引き分けで16位に転落します。鳥栖との一戦では最低でも引き分け以上に持ち込むことが求められます。

勝ち点30で並ぶのが15位の新潟、そして16位の名古屋です。この2チームは磐田、甲府と異なり自力での残留はできず、勝ち点を積み重ねた上で他会場の結果に運命を託すことになります。得失点差も新潟と名古屋の差は3と拮抗しています。

新潟は前節のガンバ大阪戦でレオ・シルバ選手、ラファエル・シルバ選手の両外国人が退場処分を受け、サンフレッチェ広島と戦う最終節では厳しい戦いを強いられることになります。一方名古屋はジュロヴスキー監督の就任と田中マルクス闘莉王選手の復帰でチームは持ち直し、最終節の相手もJ2降格が決定している湘南ベルマーレであることから逆転残留のチャンスは十分残されています。

新潟は攻守のキーマン、レオ・シルバ不在がどう響くかby web Sportiva

4チームで繰り広げられるJ1の残留争い。どのチームがJ1残留を果たし、どのチームがJ2へ降格してしまうのか。混戦を極めた争いに終止符が打たれます。最終節の4チームの戦いに注目です。

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