流行り廃りの激しいラーメンとサッカー界普遍的であり続ける、中華そばと風間監督
いつの時代も変わらない「中華そば」。風間フロンターレのサッカーと同じく、日々ブレずに追求した普遍的な味だ。by Wikipedia
醤油・味噌・塩という味付けだけでなく、豚骨や白湯、現在では魚系・鶏系・貝系などいう出汁のとり方からジャンル分けをされているラーメン。つけ麺やまぜそばも加えると、日本のラーメン文化の拡がりは凄まじいものがあります。
大都市に1つはあるような「ラーメン激戦区」にはその時々の強者店主たちが集まって凌ぎを削っています。そして、大方はどの店も繁盛する期間があるものの、周期的に新店舗の出入りが激しいのも激戦区の掟です。それは客観的に見れば、トレンドの流行り廃りによるものだとも言えます。我々日本人のラーメン欲は尽きないもので、だからこそ”飽き”が来てしまうものなのでしょう。
ただ、どうしてだか巡り巡った挙句、昔ながらの中華そばを食べた時はいつも安心し、「結局、これが1番美味しいんじゃない?」と思える定説に行きつくことがあります。煮干しと鰹節からしっかりと出汁をとった醤油ベースの鶏ガラスープで、チャーシューが1,2枚に、鳴門とメンマが入っている”アレ”です。(東京寄りの関東地区では海苔も入っている?)新しいか?古いか?中華そばはそんな比較とは無縁です。普遍的であるからこそ、いつまで経っても愛されているのです。
「他所の店がなんだ?ウチの味(サッカー)を追求するだけだ」とはよく言ったものです。
普遍的であり続ける、中華そばと風間監督
Jリーグでも異彩を放つサッカーを継続発展させて来た風間監督。コレが「風間スタイル」なのか、「川崎スタイル」なのか?来季以降のチームの楽しみでもある。by 川崎市
いつも変わらずある”あの味”を日々追求する中華そば屋の店主の姿は、就任から現在までブレずに華麗なパスサッカーを継続発展させて来た風間監督の姿とも重なります。
今季の川崎は、勝点1の差で鹿島アントラーズに第1ステージの優勝を奪われ、残り3試合となった第2ステージでも首位の浦和レッズから勝点6差の3位。浦和とは12の得失点差があるため、「実質勝点7差」の逆転は現実的に厳しいものがあります。
それでも、すでに年間勝点3位以内に出場権が与えられる明治安田生命J1リーグチャンピオンシップへの出場はすでに決まっています。年間順位では首位・浦和と勝点1差。J1リーグで「年間首位」によるチャンピオンシップ出場は決勝からの出場となる可能性が高いため、こちらでの逆転を狙い、J1リーグの優勝を目指しています。
サッカーの神様が、「今は中華そばが食べたい」と思っているのかもしれません。それがメインディッシュとしてなのか?〆の一杯なのかは知る由もありませんが。
日本代表はアジア最終予選で苦境に陥っています。ヴァヒッド・ハリルホジッチ監督が就任して1年半以上が経過していますが、我らが代表チームからはどんな味がするのでしょうか?筆者は未だにその味を言葉で表現できません。グルメレポーター失格です。
皆さんが応援していたり、好きなクラブからはどんな味がするでしょうか?ラーメンで例えてみるのも面白いかもしれませんね☆
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