クルークリット・タウィーカム-小さなグラディエーター-
小柄なレフトウィンガーであり、力強さとアジリティを兼ね備えた選手です。最大の長所は爆発的な加速力と162㎝と小柄ながら、当たり負けしない強靭なフィジカル。くわえて、DFの隙間を縫うようにゴールを決める決定力と縦横無尽に走り回る運動量も備えています。ヴェルディ東京が練習参加のオファーの噂が出たり、今年のACLプレーオフにてFC東京と対戦しました。
これらの選手以外にスペイン1部(2014-2015シーズン当時)UDアルメリアに移籍したFWのティーラシル・ダンダ選手やスイスユース代表でU-17W杯を優勝したシャリル・シャピュイ選手など強力な選手を多数抱えています。
「タイのメッシ」チャナティップ選手by FM 99
飛ぶ鳥を落とす勢いのタイプレミアリーグ
タイの国内リーグであるタイ・プレミアリーグは、東南アジアでも最も勢いがあるリーグと言われています。特にブリーラム・ユナイテッドの活躍は素晴らしく、2013年のAFCアジアチャンピオンズリーグではベスト8入りを果たしました。同クラブはイングランドの名門アーセナル出身のジェイ・シンプソン選手を補強したり、ベルギー屈指の強豪であるRSCアンデルレヒトで活躍するフランク・アチェンポン選手を輩出しました。他にもムアントン・ユナイテッド、チョンブリー、BECテロ・サーサナなどがリーグ内で覇権を争っています。
ブリーラムユナイテッドby smmsport
現在タイ・プレミアリーグにおいて日本人選手は10人在籍しています(練習生や下部リーグ及びリザーブ登録除く)。清水エスパルスで活躍した青山直晃選手は、2015年にタイの強豪ムアントン・ユナイテッドへ入団。今シーズンはレギュラー出場が多く、リーグ有数のCBと高い評価を受けています。また、ヴィッセル神戸で監督を務めた和田昌裕さんが、今年の9月にシーサケートFCの監督に就任しました。このように日本人と関係が深いリーグであるため、日本人プレイヤーの対応に馴れている可能性が高いです。
ムアントン加入時の青山選手by ยูไนเต็ด
今夜の代表戦はどうなる?
日本代表との通算対戦成績は、20試合14勝4引き分け2敗と日本がタイに大きく勝ち越しています。しかし、2008年から対戦していないことを考えると未知数な部分が多いです。実際にW杯2次予選において、格上と目されたイラク代表に2引き分けでグループリーグを首位通過。これらの結果を踏まえるとタイ代表は、以前の弱小国というイメージを払拭しました。長い3次予選において最も勝ち星を計算できそうなタイ代表戦は、絶対に落せない試合になります。日本代表にはタフな戦いが求められますが、W杯出場に向かって頑張って頂きたいです。
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