元日本代表MF細貝萌の移籍、シュツットガルトというクラブ、そして浅野拓磨の加入

かつて日本代表でボランチとして活躍した細貝萌選手がドイツのヘルタ・ベルリン(15/16シーズンはトルコのブルサスポルにレンタル移籍)からドイツ2部のシュツットガルトへ移籍しました。細貝選手は主にボランチを主戦場とするプレーヤーで、アグレッシブな守備やタイトなマークを特徴とする選手です。ザックJAPAN時代はパスセンスに定評のある遠藤保仁選手とキャプテンの長谷部誠選手というスタメンをなかなか崩すことができませんでしたが、確かな守備力で常に招集され続けました。

今回アウクスブルク、ヘルタ・ベルリン時代の指揮官であったヨス・ルフカイに誘われてシュツットガルトに移籍。すでに3節が終わっていますが、このチームについて簡単にまとめてみました。


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シュツットガルトってどんなクラブ?

VfBシュツットガルトは現在ドイツ・ブンデスリーガ2部に所属するチームです。ブンデスリーガのタイトルを過去に5度、カップ戦を3度制覇していますが、昨シーズンに2部リーグに降格となってしまいました。クラブカラーは赤と白で、プーマ社からホームは白、アウェイは赤のユニフォームを着用しています。

直近では2006/07シーズンにブンデスリーガを制しており、日本人選手が在籍した過去もあることから日本でも名の通ったチームとなっております。清水エスパルスから岡崎慎司選手(現レスター、イングランド)が移籍してきて、2011年1月から2013年6月までチームに在籍していました。豊富な運動量と献身的な守備でチームを支え、それなりの出場機会を得ていましたが、ストライカーとして2桁ゴールに到達することはできませんでした。さらに2011年12月から2015年まで酒井高徳選手(現ハンブルガーSV、ドイツ)が在籍(2013年1月まではアルビレックス新潟から期限付き移籍)していました。


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今シーズンにおける期待値

昨シーズンに無念の2部降格となったシュツットガルトにとって1年での1部復帰が大きな目標となるでしょう。

第1節はザンクト・パウリと対戦。細貝選手は4-2-3-1のボランチで先発フル出場を果たしました。流血のアクシデントもものともせず、監督のヨス・ルフカイから「シュツットガルトのサムライ」と称賛され、チームは2-1で逆転勝利を収めました。なお68分からザンクト・パウリ宮市亮選手も出場しています。
第2節はデュッセルドルフと対戦。細貝選手は4-1-4-1のアンカーで先発出場も前半11分で負傷交代。チームは後半にPKで失点し、0-1で敗れました。
第3節はザントハウゼンと対戦。細貝選手は怪我の影響でベンチ外となりました。試合は危なげない展開で2ゴールを奪い、終盤に1点返されましたが、2-1で勝利しました。

アーセナル移籍の浅野琢磨がレンタル加入!


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リオデジャネイロオリンピックに日本代表として出場し、サンフレッチェ広島からアーセナルに移籍することで話題だった浅野選手がシュツットガルトにレンタル移籍することが決まりました。背番号は11。「シュトゥットガルトでの挑戦を楽しみにしています。たくさんの日本人選手がブンデスリーガで成長し、特にシュトゥットガルトで良い経験を集めてきました。細貝萌選手ともこのことについてたくさん話しました。ここで自分のクオリティーを活かし、クラブが目標を達成できるために助けになりたいです」と語っています。

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