国内組
GK
アルフォンス・アレオラ(パリ・サンジェルマン=PSG)
DF
セルジュ・オーリエ(PSG)
マプ・ヤンガ=エムビワ(リヨン)
ニコラ・ヌクル(マルセイユ→リヨン)
レーバン・クルザワ(PSG)
MF
ラサナ・ディアラ(マルセイユ)
ヴァンサン・コジエロ(ニース)
ブレーズ・マテュイディ(PSG)
FW
ソフィアン・ブファル(リール)
アレクサンドル・ラカゼット(リヨン)
アテム・ベン・アルファ(ニース→PSG)
欧州屈指のドリブル技術を駆使して昨シーズンのニースを躍進へと導いたベン・アルファ。今シーズンの活躍にも期待です。by Twitter@euro2016
システムは4-3-3。GKには新シーズンPSGに復帰するアレオラがウナイ・エメリ新監督の信頼を勝ち取ればオールスター級の活躍をするだろうと予想します。次点は経験豊富なサンテティエンヌの巨漢GKステファン・リュフィエでしょうか。
右SBはセルジュ・オーリエとクリストフ・ジャレに絞られると予想し、昨季前半戦のような活躍をするという条件でオーリエを選定しました。CBはヌクルとヤンガ=エムビワの新リヨンCBコンビで鉄壁でしょうか。テクニカルなアラン・ペラン(サンテティエンヌ)が割って入ってくるかどうかです。左SBはアレオラ同様、新シーズンのレギュラーを期待してクルザワとしましたが、マクスウェルの牙城を崩せなければマルセイユからモナコへ移籍したバンジャマン・メンディが入ってくるでしょう。
アンカーは多士済々。筆者が選定したラサナ・ディアラの他にもジェレミー・トゥララン(モナコ→ボルドー)、リオ・マブバ(リール)などいぶし銀が揃う充実セクションです。インサイドハーフはマテュイディとコジエロで決まりでしょうか。新シーズンの出来次第ではコジエロの所にモンペリエの若きゲームメーカー、モルガン・サンソンが入ってきてもおかしくありません。
FW陣も充実しています。新シーズンの得点王候補最右翼のアレクサンドル・ラカゼットにニースで復活し、PSGへ移籍しました”ドリブルキング”アテム・ベン・アルファ。もう1人はもしかすればプレミアリーグへと旅立ってしまうかもしれない技巧派ソフィアン・ブファル。その他にもベン・アルファと共に昨季のニースを引っ張ったヴァレール・ジェルマン(モナコに復帰)にラカゼットの相棒ナビル・フェキル。更にはユナイテッドが狙う逸材アダム・ウナス(ボルドー)、トゥールーズのエースに君臨するウィサム・ベン・イェデルとタレントの宝庫と化したセクションです。
ボルドーが生んだ”新たな逸材”アダム・ウナス。by Twitter@a_ounas22
外国籍選手組
GK
アンソニー・ロペス(リヨン)
DF
ファビーニョ(モナコ)
チアゴ・シウバ(PSG)
ダビド・ルイス(PSG)
ハビエル・マンキージョ(マルセイユ)
MF
グジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ→PSG)
セルジ・ダルデル(リヨン)
アンヘル・ディ・マリア(PSG)
ハビエル・パストーレ(PSG)
ベルナルド・シウバ(モナコ)
FW
エディンソン・カバーニ(PSG)
ELトロフィーを掲げるクリホヴィアク。かつてボルドーとスタッド・ランスでプレーしておりリーグ・アン経験は豊富。by Twitter@grzegkrychowiak
システムは4-2-3-1。GKはA・ロペスとケビン・トラップ(PSG)の対決。トラップがアレオラから守護神の座を守り切ればトラップがそのまま海外組の守護神となるでしょう。
右SBは今夏移籍しなければファビーニョ一択。今リーグ・アンで最も優れたSBで、非の打ち所がありません。CBはPSGの花形ブラジリアンコンビで決まりでしょう。左SBは左へのコンバートを機に評価を上げたハビエル・マンキージョと、クルザワとのポジション争いを制すればの条件付きでマクスウェルとの2択となります。どちらも派手さはないが堅実なSBです。
中盤は額面通りの活躍を見せればクリホヴィアクが当確でしょうか。ただ、PSGの中盤は多士済々で、クリホヴィアクではなくチアゴ・モッタが入ってきても違和感はありません。司令塔役は通常ならマルコ・ヴェッラッティなのでしょうが、怪我で出遅れることがほぼ確実で、代わりにリヨンの司令塔ダルデルを選出しました。
2列目以降はPSGの”無双状態”。ディ・マリアと得点王候補のカバーニは何らかのアクシデントが無ければ選ばれるでしょうし、華麗なテクニックでファン人気の高いパストーレも選出可能性が非常に高いでしょう。ここにルーカス・モウラまで入って来かねないことを考えればやはりPSG攻撃陣のレベルの高さが窺い知れます。ルーカスを入れる選択肢もあった左サイドにはモナコの10番ベルナルド・シウバを選出しましたが、ルーカスにも、またボルドーのウルグアイ代表ディエゴ・ロランにも可能性はあります。
昨季は低調だったロラン。実力は十分なだけに今季にかかる期待は大。by Twitter@diego_rolan
結局予想では強豪クラブの選手に面子が固まりすぎてしまいましたが、ファン投票を想定すればここまで実力通りにはいかないでしょう。どうなるかは実際にオールスターが開催されたらのお楽しみです。中小クラブの王様や重鎮など「目立たないけどいい選手」が出て来ることに期待したいです。
ちなみに、今年のクリスマスイヴはリーグ・アンが通常開催されている土曜日。もし、初のオールスターが「聖なる夜の祭典」となったら、「クリスマスライブ」ならぬ「クリスマスマッチ」となったら…。記念すべき第1回に相応しい、美しい夜になるのではないでしょうか。
1 2