by GLIM SPANKY
昨年9月に惜しくもリオディジャネイロ・パラリンピックの出場を逃したブラインドサッカー日本代表。
しかし昨年10月にはブラインドサッカー日本代表の公式ソングが決定しました。男女2人によるロック・デュオ=GLIM SPANKY(グリム・スパンキー)の楽曲『NEXT ONE』です。
楽曲の中では、やや不穏な雰囲気で始まるイントロとAメロを経て、「♪~歓声が鳴る方へ~道無き道を行けば~開くよ挑む世界が~」というサビの部分で急に熱くウネリ声を上げるシャウトが炸裂。
目を閉じながら聞けば、如何にもブラインドサッカーのグラウンド上を想起させるような楽曲です。
「新世代のジャニス・ジョプリン」と称される松尾レミ
by LiveFans
GLIM SPANKYは2014年6月にデビュー。ボーカルの松尾レミさんはタレント・水原希子さん出演のSUZUKI「ワゴンRスティングレー」のCMで、あのジャニス・ジョプリンの名曲「MOVE OVER(邦題:ジャニスの祈り)」をカバーしていたアーティストさんです。
実際、”ガナリ声”と表現して良いのか?女性とは思えないハスキーボイスとシャウトからは、「新世代のジャニス・ジョプリン」とも称されています。
それではまず、皆さんも絶対に観た事があるSUZUKIのCMと、ブラインドサッカーの試合映像に合わせた公式ソング『NEXT ONE』をご鑑賞ください。
SUZUKI「ワゴンRスティングレー」のCM
『NEXT ONE』(ブラインドサッカー公式ソング)
ベイルばりに鋭いギターと経験者ゆえのサッカー解説も的確なG・亀本
by listenmusic
続いてギターを担当する亀本寛貴さんは、松尾さんと同じ高校の1学年先輩。そして、サッカー経験者です。もともとは4人組のロックバンドでしたが、お2人以外は地元の長野で就職。高校卒業と共に松尾さんが上京するタイミングで、亀本さんは当時通っていた名古屋の大学を退学して上京。これがGLIM SPANKYとしての本格的なスタートとなりました。
亀本さんは高校までは学校のサッカー部に所属し、主にサイドバックとしてプレー。先頃に終幕したEURO2016フランス大会時には、サッカー経験者・愛好家としてご自身のTwitterのアカウントでは、リアルタイム観戦のサッカー解説を戦術的・技術的観点から丁寧にされておりました。(下記参照)
ベルギー対イタリア。結果的にも内容的にも普通にイタリアの完勝だった!何回も通ってたFWがダイレクトでサイドのスペースにパスするやつとか、選手個人の閃きってよりは明らかに戦術的な動きだった。
あとユーベの選手が多いってのも大きい。DFの三人の気合が入ったプレー好きなんだよね(笑)— 亀本 寛貴 (@glim0kamemoto) 2016年6月13日
もちろん。本職のギタリストとしても、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル選手のドリブル突破にも負けないぐらいの鋭いギターソロとリフ、カッティングを見せつけてくれます。根底にブルースが基調となっている渋く印象的なフレーズが特徴です。
普段のライヴではサポート奏者を加えてバンド編成で演奏していますが、正規メンバーは2人組のデュオという事で、松尾さんも亀本さんも大御所のB’zさんばりに恰好良いとこ取りを「これでもか!」と言わんばかりにしていて、ギラギラしている格好良い2人組です。
大人気アニメ『ワンピース』映画版最新作の主題歌にも抜擢
『怒りをくれよ』
そんなGLIM SPANKYは今月23日から劇場公開される大人気アニメ『ワンピース』の映画版最新作『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌に抜擢されました。
国内累計発行部数3億2000万部を突破しギネス世界記録にも認定された人気漫画の主題歌『怒りをくれよ』(上記動画)は、7月20日発売の新作アルバム『Next One』にも収録されています。 すでに各地上波テレビ局でも披露されていますが、今一度、その楽曲をご鑑賞ください。
そして、そのニュー・アルバムを引っ提げて各地でのインストア・ライヴも決定しています。
開催場所・日時は以下の通り。こちらもお見逃しなく!フリーで観れるライヴもありますので、詳細はGLIM SPANKYの公式HPをチェックしてください。
【 名古屋 】2016年8月6日(土)16:00~@名古屋パルコ
【 大阪 】 2016年8月7日(日)16:00~@NU茶屋町
【 札幌 】 2016年8月21日(日)15:00~@パセオ センター B1F テルミヌス広場
<詳細>GLIM SPANKY公式HP
ワイルド・サイドを仲間とこじ開ける未来は絶景さ!
by GLIM SPANKY
そして、最後は筆者がGLIM SPANKYの楽曲で最も好きな『ワイルド・サイドを行け』をお聴きいただきたいと思います。
イントロから疾走感溢れるロックチューンの中で、「♪~ワイルド・サイドを行け!~仲間とこじ開ける未来は絶景さ~」と歌う部分は、狭いスペースを連動したパスワークで突破するような感覚と達成感を表現・・・してはいませんが、今後のサッカー界とも深く関係していくであろうGLIM SPANKYに注目です!
『ワイルド・サイドを行け』