俺を観に来い!高校サッカーで旋風を起こした東洋大の仙頭啓矢

高校サッカー選手権で惜しく優勝を逃した京都橘高校のエースが大学サッカーでプロを目指して精進しています。選手権の得点王、東洋大学の仙頭啓矢を紹介します。


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憧れはロベルト・バッジョ

大阪府寝屋川市出身の仙頭は、幼稚園の頃からボールを蹴り、小学校1年生でFCジョカーレへ入部。その後、ガンバ大阪の門真スクールへ移り、中学ではG大阪ジュニアユース入りも考えたそうですが、街クラブのFCグリーンウェーブでプレーすることを選んだそうです。幼い頃はお母さんがプレゼントしてくれたロベルト・バッジョのDVDをよく見ていたそうでバッジョに憧れていたそうです。そして中学の時の監督の紹介で京都橘高校の練習に参加し、大阪の高校は数が多く選手権に出場するには厳しいと考え、京都橘高校の目指しているサッカーが明確だったこともあり、進学することを決意したそうです。

京都橘高校で選手権準優勝


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高校入学後は1年生時からメンバー入りし、2010年の国体選抜に選出され、2年生時にはチームの中心となるも全国への出場は果たせず、ようやく高校3年生時に第91回全国高校サッカー選手権の切符を掴みました。選手権では1学年下の小屋松知哉(名古屋グランパス)と共にゴールを重ね、決勝戦まで勝ち上がりました。京都橘旋風が巻き起こり、鵬翔高校との初優勝をかけた決勝戦ではPK戦までもつれ、惜しくも準優勝となりました。仙頭は大会優秀選手、得点王に輝きました。ちなみに決勝戦でPKを外した仙頭は今でも少しトラウマを抱えているそうで少しずつ自信を取り戻しているみたいです。

プロを目指して関東の大学へ


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高校3年生の夏に東洋大の練習に参加した仙頭ですが、京都橘高校の米澤一成監督と東洋大学の古川毅監督が知り合いだったこともあり、本人も大学でサッカーをするなら注目度が高く、強豪チームも多い関東でと考えていたこともあり東洋大へ進学しました。東洋大は関東2部リーグ所属でなかなか1部に昇格できませんが、2015年には総理大臣杯へ初出場し、8強進出に貢献しました。そして2015年には約1ヶ月、東洋大が提携している大宮アルディージャのキャンプに参加しました。

かつて高校サッカー選手権で旋風を起こした選手は夢であるJリーガーを目指し、東洋大の1部昇格とリーグ戦での2桁得点とアシストの個人記録を達成するために高い目標を設定し、大学サッカー最終年に燃えている仙頭の動向に要注目です。

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