2018W杯アジア最終予選組み合わせ決定!各国の戦力を分析しました。
2016年4月12日に2018年ロシア・ワールドカップアジア最終予選の組み合わせが決定しました。相手はオーストラリア、UAE、サウジアラビア、イラク、タイとなり、日本代表とワールドカップをかけた死闘が始まろうとしています。今回、代表の対戦国を戦力分析ながら紹介していきます。
オーストラリア代表
キック&ラッシュ(ロングボールを放り込むサッカー)からパスサッカーへと戦術が変化しました。メンバーの多くが欧州でプレーしており、個の力も非常に強力です。ジャパンキラーのティム・ケーヒルも健在で、闘志むき出しのヘディングは非常に強力です。そして、FC東京に在籍するネイサン・バーンズはスピードに乗ったドリブル突破が脅威となります。恐らく、日本にとって最大のライバルとなるでしょう。
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UAE代表
パスサッカーを主体とするUAE代表は、日本代表にとって脅威になるかもしれません。なぜなら、2015AFCアジアカップでPK戦の末に日本代表を破っているからです。主にオマル・アブドゥッラフマーンがドリブルやパスでゲームを作り、2トップのアフマド・ハリール(73試合37得点)とアリー・マブフート(43試合33得点)が得点する形となっています。上記した3人のトライアングルは非常に強力であり、オマルの多彩なパスから始まる変幻自在の攻撃には注意が必要です。
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サウジアラビア代表
サウジアラビア代表の監督は、2010ワールドカップでオランダ代表を準優勝に導いたベルト・ファン・マルヴァイク氏です。彼のサッカーはハードワークが多いカウンターサッカーであり、プレースピードが早いサッカーを展開します。注意すべき選手は、対人守備がうまいオサマ・ハサウィ選手(元アンデルレヒト在籍)と22試合23得点をあげたムハンマド・アル=サフラウィ選手です。
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イラク代表
海外で生まれ育った多重国籍選手の起用と有望な若手が多いチームです。特にセリエA(イタリア1部)ウディネーゼで活躍するアリ・アドナンは、対人守備も上手くて突破力もあります。さらに、フリーキックの精度も高いため、非常に厄介な選手と考えます。彼以外にもジャスティン・ミーラム(アメリカ)選手、アハマド・ヤシーン(スウェーデン)選手、ヤセル・カシム(イングランド)選手などの強力な多重国籍選手を保有しています。
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タイ代表
トリッキーでありながら、ハードプレーもこなす東南アジアの盟主です。選手個人のテクニックは非常にレベルが高く、ドリブルを活かした攻撃が非常に強力です。スペイン1部アルメリアで武者修行をしたティーラシン・デーンダーは上背があり、危険なストライカーです。そして、2009U-17ワールドカップ優勝を経験したシャリル・シャピュイス(ユース世代はスイス)やフランス人ハーフのトリスタン・ドゥなどの若手にも注意が必要です。
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日本はこれらの代表と、どう戦うのか?
様々なプレースタイルのチームと戦うことになるわけですが、日本代表は2次予選で失点0で圧倒的な強さを見せつけました。グループAと比べれば、代表が入ったグループBは相手に恵まれているため、ワールドカップ出場の可能性は非常に高いです。しかし、油断は禁物です。2次予選初戦でシンガポール代表と引き分けたこを胸に刻んで、3次予選を戦って欲しいです。
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