昨年引退、鈴木啓太選手のその後

昨シーズン、鈴木啓太選手は浦和レッズ一筋、16年にわたる現役生活に幕を下ろしました。Jリーグ通算379試合、日本代表としても28試合に出場し、多くのサポーターに愛された素晴らしい選手でしたよね。今回は彼のセカンドキャリア・引退後の活動についてまとめてみました。


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選んだのは”意外な道”

現在のJリーグの監督を見ると名波浩監督、小倉隆文監督、長谷川健太監督などの元Jリーガーが多数を占めています。現役選手が引退後に指導者としての道を選ぶのは珍しいことではありません。しかし、鈴木氏が選んだ道の一つが「起業家」でした。もちろんそれ以外にも様々な活動をなさっているわけですが、頭脳派MFとして活躍した鈴木氏が指導者を選択するのではないかと考えていた人は、少なくなかったと思います。

そして現在取り組んでいることは「腸内フローラの解析」です。腸内フローラには謎が多く、実にその80%が人体にどのように影響するのかが分かっていません。そんな未知の領域に足を踏み入れた理由を彼は次のように語っています。

以前、健康的な生活には腸内環境が非常に重要だということを知った。その中でもアスリートのパフォーマンスに影響を及ぼす腸内フローラには、まだ解明されていないことも多く、この解析事業をやってみようと思ったのです。


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つまり、アスリート界のためになる事業だということです。最終的な目標に関して鈴木氏は、起業家としてのサッカーチームのスポンサードや経営を挙げています。アスリートのパフォーマンス向上の為に、少し異なった視点からサッカー界を支えていってほしいですね。

“解説者”としても好評

その活動と並行して、解説者としても活動している鈴木氏。ゼロックススーパーカップでは副音声を担当していましたが、それが非常に好評でした。ツイッターでもこのような声が挙がっています。

筆者も鈴木氏の副音声でこの試合を観戦したのですが、同じような印象を持ちました。普段は耳にすることのない選手の裏話や、ちょっとした冗談を挟んだりして、非常に楽しく聞かせていただきました。


by 浦和フットボール通信

現在はスカパーでも解説を務めており、選手に近い目線での解説がファンの間で好評となっています。現役時代はキャプテンマークを巻くなど、周囲からの信頼が高かった鈴木氏です、解説席からでもその人間性が垣間見える瞬間が何度もあります。起業家と解説者の二足の草鞋を履いて日本のサッカー界に貢献している鈴木氏の今後の活躍に期待しましょう!

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