日本がブラジル化!?日蘭通商航海条約によって選手輸出大国になれるか?

日本が選手輸出大国になる可能性が急遽浮上しました。オランダと日本が約100年前に締結された日蘭通商航海条約が現在も有効であることが判明。その内容に、「日本人が自由に経済活動をする特権を認める」という内容があります。つまり、日本人選手はエールディヴィジ(オランダリーグ)で、何の制限も無く活動が出来るようになったのです。

現在のエールディヴィジと日蘭通商修好条約で変わったこと

エールディヴィジには外国人枠がない代わり、最低年俸規定という制限があります。最低年俸規定とは、外国人選手に対して50万ユーロ(約6250万円)以上の年俸を支払わなければなりません(EU圏内国籍や市民権を保有する選手、アメリカ国籍は規定外)。この規定はオランダ国内でオランダ人と同等の経済活動の権利を条約などで認められている場合に限り、同規定対象外となります。アメリカ合衆国は友好条約でオランダ国内での経済活動の自由が認められています。今回、日蘭通商航海条約が有効と判断されたため、日本人選手も同規定の対象外になります。


by lifehacker

現在日本人選手が移籍しやすい欧州各国リーグ

欧州で日本人が移籍しやすいリーグを紹介します。1つは、自国人枠(ドイツ国籍6名、下部組織育成枠6名以外の契約は自由)を採用するドイツブンデスリーガ。外国人枠を採用していない(外国人を無条件で登録出来る)ベルギープロリーグとオーストリアブンデスリーガです。以前紹介したSVホルンは外国人枠を採用していないオーストリアのクラブのため、本田選手が買収に乗り出しました。そして、オランダのエールディヴィジが新たに加わります。同リーグの場合、条約で経済活動の自由が認められているため労働許可証の取得が必要ありません。オランダリーグへの移籍は日本人選手にとって、一番障壁の少ないリーグと成り得るでしょう。


by DutchNews.nl

選手輸出大国ブラジルとポルトガル

国外へ多くの選手を移籍させている最多選手輸出国はブラジルです。ブラジルはポルトガルと1971年に経済協定を結び、ブラジル人はポルトガル国内での経済活動の自由が確約されました。これに伴い、ブラジル人選手はポルトガルリーグでの外国人選手登録が不要になりました。2016年現在、ポルトガルリーグ1部に在籍しているブラジル人選手は48名。ブラジル人選手にとってポルトガルリーグは欧州への登竜門であり、ポルトガルリーグで活躍出来れば主要リーグへ移籍する可能性が高まります。日本人選手にとって、エールディヴィジが同じような存在になるかもしれません。


by Liga Portuguesa

日本の国内サッカー事情も変わるかも?

同条約が日本国内でも法的に有効と判断された場合、オランダ人も日本国内での経済活動の自由が認められることになります。つまり、Jリーグクラブがオランダ人を獲得した場合、外国人枠の適用外になる可能性があります。また、アヤックスとフェイエノールトはオランダ国外でフランチャイズクラブ(クラブ名義を貸す形で、別の地域や国で活動するクラブ。例:アヤックスケープタウンやフェイエノールトガーナがあります)を展開しています。このようにオランダのクラブはフランチャイズクラブの展開に積極的であるため、日本国内でもユースやクラブが新設される可能性があります。実際に、アヤックスはアメリカとオランダの友好条約を活かしてアヤックス・オーランド・プロスペクツをアメリカに設立しました(現在は経営撤退)。


by Ajax

輸出大国になれるか?

日本は多重国籍を認めていないので、EU国籍の取得が困難です。そのため、欧州移籍の障壁は多くありましたが、同条約によってオランダへの移籍が容易になりました。そして、日本はTPPに加盟しているため、MLS(アメリカリーグ)やAリーグ(オーストラリアリーグ)への移籍も容易になる可能性があります。日本がブラジルのように、選手輸出大国になれる日が来るかもしれません。

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