今季よりJ3に参戦するJ1クラブのU-23チームについて

今季からJ3に3クラブのU-23チームが参加します。Jリーグ・アンダー22選抜が昨季で終了し、新たに3つのU-23チームが参戦。実践経験を通しての育成によって、どう選手が成長するか見ものですね。


by El ataque del Ciclón

U-22選抜の反省から次のチャレンジへ

J3創設時の目玉企画としてスタートJリーグ・アンダー22選抜のJ3参加でしたが、試合前のメンバー選考、召集から1日だけの練習、連携面に難があったりと課題が多く選手たちからも言い訳に近い言葉が出ていたことから村井満チェアマンが発案したのがJクラブのU-23チーム参加のJ3参戦でした。ドイツ、スペインでも行われているセカンドチームの下部リーグ参戦にJリーグもいよいよチャレンジすることになりました。この取り組みによって選手だけでなく、指導者の成長も促されるのではないかとも見られているようです。

本気で育成に舵を切るクラブが参加


by QOLY

U-23チームのJ3参戦には村井チェアマンからは、一過性ですぐに参加を辞めたというクラブではなく、J3全体の価値の向上に貢献する姿勢や哲学、本気で舵を切るクラブを参加させたいという意向があり、その中で選ばれたのがFC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23でした。承認された3クラブはユースからトップチームへの選手の供給がしっかりしているだけでなく、ジュニアユース、ジュニア年代でもトップクラスの成績を残していたり、育成面の充実と運営面が評価されました。

実績ある指導者たちが監督に


by 赤鯱新報

18歳〜23歳の若武者たちに実践経験を積ませ、育成していくU-23チームをまとめる監督たちも注目です。G大阪U-23の實好礼忠監督はトップチームのアシスタントコーチを務め、選手時代は1995年にガンバ大阪に入団し、1年目から定位置を掴み、97年から2年間ゲームキャプテンを任されたほどの実力者。引退後はG大阪のユースコーチ、トップチームのヘッドコーチなどを経験し、13年から15年まで名古屋グランパスでコーチを務めて今季からG大阪に戻ってきました。C大阪U-23を率いるのは大熊裕司監督で選手時代は柏レイソル、京都パープルサンガ、アビスパ福岡でプレーし、指導者歴も多彩で日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチなども務めた実績十分の人物です。FC東京U-23は安間貴義監督がトップチームコーチと兼任します。Honda FCで現役引退し、監督を務め、ヴァンフォーレ甲府やカターレ富山の監督を務めていました。

セカンドチームからトップチームの監督に昇格して監督2年目でクラブ世界一に登りつめたグアルディオラ監督のような人物がいつか日本でも出てくるかも!? Jリーグの新たな取り組みに注目です。

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