U-23のサイドバックは大学生?!唯一の大学生、室屋成ってどんな選手?
2016年リオ五輪出場を目指すU-23日本代表で唯一の大学生として選出された室屋成選手(明治大学)。FC東京の強化指定選手として登録されている室屋選手をピックアップ!
長友2世と呼ばれて
明治大学体育会サッカー部に所属している室屋成選手。2015年にFC東京の強化指定選手として登録されています。
右DF、明治大学、FC東京の強化指定選手、そして大学生にしてU-23日本代表選出と経歴が重なる選手がいます。それは日本代表の長友佑都選手(インテル・ミラノ/イタリア)です。青森山田高校時代に右DFへコンバートされた室屋選手、長友選手は大学時代に右DFへ転向。室屋選手が着けている明治大学での背番号2は長友選手が着けていた番号です。ちなみにFC東京で室屋選手が着けている背番号36は長友選手が強化指定選手時代に着けていた番号でもあります。
そして08年北京五輪のアジア予選に大学生で出場した長友選手と同じく室屋選手も学生で16年リオ五輪のアジア最終予選に選出とプレースタイルは違いますが、共通点が多いことから長友2世と言われることがあります。
南野拓実は元チームメイト
by F.C. TOYKO
大阪府出身の室屋選手がサッカーを始めたのは5歳の時。地元のゼッセル熊取FCのジュニア、ジュニアユースに所属。
小学生時代には南野拓実選手(レッドブル・ザルツブルク/ハンガリー)がチームメイトでした。そして青森山田高校へ進学し、2年生時にサイドバックへ転向。
U-17日本代表時代は左DFとして2011年U-17ワールドユースで4試合に出場し、南野選手と共に8強入りに貢献しました。
サイドバックの育成がうまいと明大へ進学
by SOCCER KING
全国高校サッカー選手権では16強で散りましたが、優秀選手として日本高校選抜に選出され、デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会で初優勝に貢献。
清水エスパルスからのオファーを断り、サイドバックの育成が上手いと本人が話す明治大学へ進学。アンダー世代の代表にもコンスタントに召集され、U-21日本代表では14年アジア競技大会8強、リオ五輪を目指すU-22日本代表として15年AFC U-23選手権2016の予選に選出、同年ユニバーシアードでは3位入賞。そしてU-23日本代表として、いよいよ始まるリオ五輪アジア最終予選のU-23日本代表に選出されました。
7度目、6大会連続出場の五輪切符を掴むため、セントラル方式に変わった大会でなんとかリオ行きの切符を掴む活躍を室屋選手に期待しましょう。