まだまだ元気!Jリーグで輝きを放つベテランの選手たち

日本でプレーするレジェンドと言えばカズこと、三浦知良選手ですよね。しかしJリーグには、それ以外にも多くのベテランの選手が活躍を見せています。今回はそんな中から3人の選手にスポットを当ててみました!

“日本の至宝”小野伸二


by NO FOOTY NO LIFE

「ファンタジスタ」という言葉が日本で最も当てはまる選手ではないでしょうか。彼の魅力は何といっても創造性あふれるスルーパスであり、36歳となった今でも健在です。浦和レッズでプロのキャリアを始め、その後はフェイエノールト(オランダ1部)、ボーフム(ドイツ1部)、ウエスタンシドニー(オーストラリア1部)を渡り歩き、当時のUEFAカップでは優勝も経験。そして現在はJ2のコンサドーレ札幌に在籍しています。ワールドカップも2度経験し、日本代表としても56試合に出場、6得点を記録しています。

そのテクニックが世界に通用することを証明したのが2007年7月17日に行われた、浦和レッズvsマンチェスターユナイテッドの親善試合でした。当時、浦和に所属していた小野伸二選手が、1点ビハインドで迎えた78分に衝撃的なプレーを見せたのです。PA内でボールを受けて1人交わし、DFの股の間からシュートを放つと、ボールは名手・ファンデルサールが一歩も動けない絶妙なコースへ。このようなビューティフルゴールが多いのも彼の特徴の1つであり、今季挙げた2ゴールもコースを狙いすました見事なシュートでした。

“苦労人”土屋征夫


by 空間都市『八王子』

42歳を迎える来季もJ1のヴァンフォーレ甲府での活躍が期待される彼ですが、実は日本代表での出場経験がない選手なのです。にもかかわらず、今季は甲府のDFラインの一角を担い、22試合に出場。昨年、左膝前十字靭帯損傷という大けがを負い、全く試合に絡めなかったことからも土屋征夫の「タフさ」が分かると思います。身長は177㎝。センターバックとしては決して恵まれていない体格ながら、外国人選手にも当たり負けない強さや、経験に裏打ちされた的確な読みが特徴です。

また、高校卒業後にブラジルへ留学していたこともあってポルトガル語も堪能。昨季甲府に所属していたクリスティアーノも「彼がいたおかげでやりやすかった」と語るように、日本人とブラジル人選手の橋渡しのような役目も果たせる選手です。「バウル」というあだ名で親しまれるなど、チームでは愛されキャラながら大ベテランとして出場を続ける土屋選手。まさに鉄人です。

大怪我を乗り越え帰ってきた!J1最年長の甲府DF、バウルこと土屋征夫

“最強の助っ人”マルキーニョス


by カルチョまとめブログ

J史上最強にして最長の助っ人。2001年に東京Vに加入して以来、14年間で8チームに在籍し、積み重ねたゴールは152。Jリーグの最多得点記録にあと5点に迫っています。今季は監督との衝突でまさかの3得点に終わり、退団は避けられない状況となっています。ただ、日本でのプレーを希望しており、来季の最多得点の更新に期待がかかっています!。彼は穴のないFWで、広いシュートレンジがら繰り出される強烈なミドルシュートや、フィジカルの強さを生かしたヘディング、裏への抜け出し、チャンスメイクなど、特徴を挙げだしたらキリがありません。その証拠に、所属したほぼすべてのクラブで2桁得点を記録しています。大久保選手と佐藤選手のどちらかが達成すると思われている最多得点記録の更新ですが、ここに来季40歳になるマルキーニョス選手が割って入ってくるようなことがあれば、さらに白熱しますね!

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今回は3人の選手を紹介しましたが、元日本代表選手から外国人選手まで、Jリーグにはまだまだ元気なベテランの選手が沢山います。熟練された彼らのプレーを見に、会場まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

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