セレッソ大阪の山口蛍選手が移籍するドイツ・ブンデスリーガ所属のハノーファー96に再び注目が集まってきました。日本代表の清武弘嗣、酒井宏樹が所属する100年の歴史を誇るハノーファー96の歴史をまとめました。
100年の歴史を誇るクラブ
創設は1896年、ハノーファー市内の学生によってラグビーや陸上競技のクラブ「ハノーファーシャーFC 1896」として誕生。99年にサッカー部門が創設され、1913年にサッカー、陸上競技、テニス、クリケット部門が独立して「ハノーファー・シュポルトフェライン1896」の創設となりました。
第二次世界大戦の前後に行われたドイツ・サッカー選手権で2度の優勝を果たし、1963年にブンデスリーガが創設されると2シーズン目の1964-65年シーズンから参戦。70年代から90年代にかけては1部と2部リーグを行き来するクラブで、一時期、レギオナルリーガ(4部に相当するリーグ)まで降格する低迷した時期もありましたが、2002-03年シーズンに1部復帰を果たしてからは14シーズン1部に残留しています。
1部では最高4位もカップ戦では2部リーグ所属で優勝
過去の主な優勝は2部リーグで3度(1974-75年、86-87年、2001-02年)、91-92年シーズンのDFBポカールではボルシア・メンヘングラッドバッハにPKで勝利して2部リーグのチームとして初の優勝という快挙を達成。1部リーグでの最高成績は4位(2010-11年)となっています。
ロベルト・エンケも所属していた・・・
by Web Sportiva
ハノーファー96には輝かしいキャリアを持った監督や選手は少なく、これまでの所属選手での主な代表選手の中にはドイツ代表GKのロベルト・エンケ選手がいました。
2009年11月10日に自宅近くの踏切での列車事故で他界したエンケ選手は1999年コンフェデレーションズカップのドイツ代表に選出され、2007年から09年までドイツ代表で8試合に出場し、08年にオーストリアとスイス共同開催のUEFA欧州選手権では控えGKとして準優勝に貢献し、04年からハノーファー96で正GKを務め、キッカー誌の最優秀GKにも選出された選手でした。
そしてエンケと同じGKで現在もハノーファー96に所属するGKロン=ロベルト・ツィーラーは4位に入ったシーズンに守護神の座を掴むと11年にドイツ代表デビュー、14年ブラジルW杯のメンバーに選出され、現在も代表に名を連ねています。
日本代表トリオが起爆剤となるか!?
そして日本からは2012-13年シーズンから今季で4シーズン目となったDF酒井宏樹、2014-15年シーズンに移籍し、今季から10番を着けているMF清武弘嗣ら日本代表コンビが活躍しています。
下位に低迷するハノーファー96を立て直すため、山口選手を含めた日本代表トリオの活躍に期待です。
SOURCE : Wikipedia | bundesliga