浦和から湘南へ。元代表DF坪井慶介のキャリアまとめ

Jリーガーの平均引退年齢は約26歳と言われています。華々しさの裏にある厳しい現実と、ベテラン選手達の存在感の大きさが実感できます。
坪井慶介選手と言えば圧倒的なスピードと、的確なカバーリングを武器に、Jリーグ通算298試合、日本代表では通算40試合に出場した日本屈指のディフェンダーです。
そこで厳しいJの舞台で奮闘する、36歳坪井選手のキャリア模様をまとめてみました。


by SOCCER KING

充実のキャリア序盤

福岡大学を卒業した坪井選手は、2002年に名門クラブである浦和レッズに入団しました。そのシーズンにフェアプレー賞、新人賞を獲得し、翌年にはJリーグベストイレブンに選ばれ、日本代表としてもデビューしています。
多くのCMにも出演しキャリアは好調なスタートを切り、一人のプロサッカー選手として華々しい道を歩んでいく兆しのようでもありました。


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一転して負のスパイラルへ

所属クラブでの敢闘、代表選出、CM出演と波に乗る坪井選手でしたが、2004年の対スロバキア戦での左ハムストリングの腱及び筋肉断裂の怪我をきっかけに、本来の調子が保てない日々に陥ります。
2006年にはドイツW杯に出場しましたが、予選リーグのオーストラリア戦で足をつり途中退場し、W杯後のトリニダード・ドバゴ戦でも同じ箇所をつり途中退場に終わるという屈辱を味わいます。
徐々に日本代表での出場機会が減り、その後は所属している浦和でのプレーに専念する為に2008年に代表を引退する決断に踏み切りました。

不屈の精神力と新天地への憧れ

クラブ一本化スタイルに切り替えた坪井選手でしたが、厳しいポジション争いや怪我に襲われる日々は続きます。それでも不屈の精神力でプロ生活の荒波をもがき続け、2012年には33試合に出場し、ACL出場権の獲得に貢献する勇躍ぶりを見せつけました。
13年間所属した浦和を退団し、今季から湘南ベルマーレへと移籍した坪井選手。「僕自身はゼロから、ベルマーレのサッカーを吸収しようと思ってきた。」と、チーム最年長でありながら、新天地への好奇心を覗かせる坪井選手には要注目です。


by ゲキサカ

プロフィール

坪井慶介
愛称:ツボ
1979年9月16日生まれ36歳
東京都多摩市出身
179㎝ 70㎏
DF
湘南ベルマーレ所属

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