沖縄唯一のJチーム!J3・FC琉球ってどんなクラブ?
2015年現在、JリーグにはJ1、J2、J3合わせて52ものクラブが所属しています。
その中で、唯一沖縄をホームタウンとするクラブがFC琉球です。
沖縄のチームというとなんだかワクワクしますが、いったいどんなクラブなのでしょうか?
クラブプロフィール
FC琉球エンブレムby エンタ魂
名称:FC琉球
創設:2003年
ホームタウン:沖縄県沖縄市(沖縄県全域)
ホームスタジアム:沖縄県総合運動公園陸上競技場
所属リーグ:J3リーグ
チームカラー:ベンガラ(エンジ)
ホームスタジアムである沖縄県総合運動公園陸上競技場。今年改修された。by わかの観戦日記
ホームカラーはエンジ色by FC RYUKYU
クラブの歴史
沖縄にはもともとJ入りを目指す「沖縄かりゆしFC」というクラブがあったのですが、2002年に方針の違いにより当時監督のラモスを解任、それに続くように22人中21人の選手が退団するという事態が発生しました。
その選手らが中心となって創設されたのがFC琉球です。目標はもちろん、沖縄県勢初のJリーグ入り。
沖縄県3部リーグからスタートしたFC琉球は2005年に地域リーグ決勝大会で優勝、沖縄県初のJFLに昇格します。
2008〜2009年には日韓ワールドカップで日本代表を指揮したフィリップ・トルシエ氏が監督に就任し、話題となりました。
元日本代表監督の就任は話題となった。by レキブロ
2006〜2013年まで所属したJFLで最高位は9位と、いい成績を残すことはできませんでした。
そんな状態の中、転機が訪れました。J3の設立です。
翌年からJ3の設立が決まった2013年の9月にJリーグ準加盟、11月にJリーグへの入会が承認され2014年から悲願のJリーグで戦うことが決定しました。
そして迎えた2014年、J入り元年。
中心選手の我那覇など22人が退団と大幅にメンバーを入れ替えて臨み、J3の1年目を9位で終えました。
注目選手
FW 9 中山悟志
by Jleague.jp
かつてG大阪で「浪速のゴン」と呼ばれた元U21日本代表選手。
MF 14 岩渕良太
by Jleague.jp
様々なポジションをこなすMF。なでしこジャパンの岩渕真奈選手の兄。
MF 10 富所悠
by Jleague.jp
10番を背負う、元ヴェルディ。長野パルセイロ時代にはブログで不適切な発言があったようです…。
MF 7 田中恵太
by Jleague.jp
長野パルセイロでも活躍したこの田中選手は、現時点(2015/9/5)でチーム内得点王(6得点)です。
監督は?
薩川了洋
by 琉球朝日放送
かつて、横浜フリューゲルスや柏レイソルで活躍した名DF。
メディアに対して明るくユニークに対応することから、とても人気の監督さんです。特に試合後の会見での薩川節は必見!
移動や気候で不利ではあるものの…
沖縄のクラブということで、アウェイの試合の際は毎回遠距離の移動を余儀なくされてしまいます。
また、ホーム試合では35度を超える炎天下の中行われることもある(これは対戦相手も同じですが)など、サッカーをする上で多少のハンデを抱えてしまっているFC琉球。
そんな中、クラブの実質的なオーナーは元PRIDE代表で様々な事業を手がける榊原信行氏が務めています。
これから様々な企画があるかと思いますが、彼の経営の手腕にも期待したいところ。
小さな沖縄、唯一のJクラブとして今後が楽しみですね!
SOURCE : Wikipedia