昨シーズンのプレミアリーグにおいて、1試合も出場しなかった選手の中で最も給与が高額だったのはマンチェスターUのGKセルヒオ・ロメロだったという。英紙『The Sun』が伝えている。
Sergio Romero sits at the top of the list of Premier League stars earning the most sitting on the bench https://t.co/eeKdKj3vK5
— The Sun Football ⚽ (@TheSunFootball) September 9, 2020
高額の給与を受け取っているプレミアリーガーたちだが、試合中にベンチに座っているだけでも、その給与は発生している。
マンチェスターUではスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが絶対的な守護神としてリーグ戦全試合に出場。ロメロはヨーロッパリーグやFAカップなど、カップ戦に出場していたわけだが、リーグ戦に1試合も出場しなかった選手の括りで見ると、最高となる週給7万ポンド(約965万円)、年俸にすると364万ポンド(5億180万円)を受け取っていたという。
2位にランクインしたのはバーンリーに所属していたGKジョー・ハート。こちらもロメロと同じく“カップ戦要員”として起用され、リーグ戦ではイングランド代表GKニック・ポープの牙城を崩すことはできず、中断明けはベンチに入ることさえなかった。それでも週給4万5000ポンド(約620万円)、年間で234万ポンド(3億2260万円)を手にしている。
ただ、そのハートは今夏バーンリーとの契約が満了し、トッテナムに加入。リーグ戦に出場することなく、ステップアップを成功させたが、同チームでもフランス代表GKウーゴ・ロリスが絶対的なNo.1として君臨していることから、今季もリーグ戦に出場することは難しいと見られている。
ハートと同額の2位だったのが、ブライトンのMFホセ・イスキエルド。GKが半数以上を占めるランキングの中で数少ないフィールドプレーヤーだが、同選手は2019年5月に膝を負傷。それが原因で2019/20シーズンはリーグ戦の出場がなかったという特殊な形でのランクインだった。
続く4位にはボーンマスのGKアルトゥール・ボルツとバーンリーのDFベン・ギブソンの2人がランクイン。6位にはエヴァートンのDFクコ・マルティナ、ウォルヴァーハンプトンのGKジョン・ラディー、ニューカッスルのMFアンリ・セヴェ、ワトフォードのGKエウレリョ・ゴメスの4名が名を連ね、10位はマンチェスターUのGKリー・グラントとなった。
「昨季リーグ戦出場ゼロで週給が高かった選手」のランキングトップ10は以下の通り。
1. セルヒオ・ロメロ(マンチェスターU/£70,000)
2. ジョー・ハート(バーンリー/£45,000)
ホセ・イスキエルド(ブライトン/£45,000)
4. アルトゥール・ボルツ(ボーンマス/£40,000)
ベン・ギブソン(バーンリー/£40,000)
6. クコ・マルティナ(エヴァートン/£35,000)
ジョン・ラディー(ウォルヴァーハンプトン/£35,000)
アンリ・セヴェ(ニューカッスル/£35,000)
エウレリョ・ゴメス(ワトフォード/£35,000)
10. リー・グラント(マンチェスターU/£30,000)
*所属チームは昨シーズンのもの