新シーズンのブンデスリーガは無観客でスタートする可能性が高まっている。
ブンデスリーガの各クラブは、スタジアムの一部に観客を入れて新シーズンをスタートさせたいと考えている。
しかし、9日に行われた各州の保健大臣たちによる会議で政治の承認を得られなかった模様だ。
Gesundheitsminister #Spahn lehnt Fan-Rückkehr vorerst ab: #Zuschauer in Stadien "falsches Signal"
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— Der SPORTBUZZER (@Sportbuzzer) August 10, 2020
ドイツ連邦保健省は、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)が提示した観客再動員に関するガイドライン(チケットの発券は個人単位のみ、アルコール禁止、立ち見席禁止、アウェイファンの禁止)は良いものと見ている。
だが、10月31日より以前の観客再動員は考えられないというのが、現在のところの政治の判断だ。
つまり、DFBポカール1回戦およびブンデスリーガ第6節までは、再び無観客で行われることになるという。
ベルリン州のディーレク カライチ保健相は、「我々はDFLのガイドラインに好意的であり、また良い根拠もあると見ている。だが、2つの問題点があると考えている。現在のパンデミックの状況に基づいて、我々は満場一致で、今はスタジアムに観客を再動員することを支持できないという結論に至った」とコメント。
1つ目の問題は、衛生コンセプトの設計がすでに大きな負担を強いられている地元の保健当局に委ねられることになること。
そして2つ目の問題は、スタジアムへのファンの移動方法だ。これはDFLのガイドラインでは言及されていない。
ドイツ連邦保健省のイェンス シュパーン大臣は、自身のTwitterアカウントで、「スタジアムに何千人もの観客がいることは、現在の感染率においては適さない。今は回避可能なリスクを取らないことが重要だ。DFLのコンセプトは理論的には良い。だが、重要なのは日常の警戒を怠らないことだ。現在の状況では、スタンドに観客を入れることは間違ったシグナルを送ることになるだろう」とコメントしている。
バイエルン州のマルクス ゼーダー首相はすでに今回の会議前に、「私は無観客試合でスタートすることに非常に賛成しており、これは非常にうまくいっている。しかし、ブンデスリーガ開幕時にスタジアムを満員にすることに関しては非常に懐疑的だ。シーズン中のどこかの段階でスタジアムが満員となることは想像できるが、ブンデスリーガ開幕時には想像できない」と語っていた。
『ビルト』の情報によると、DFLはこの決定を受け入れたいと考えているとのこと。
DFLのクリスティアン ザイファートCEOにとって、コロナウイルスの感染拡大を防ぐことが最優先事項だ。
Keine Priorität bei Ministern – Bundesliga-Start ohne Fans? https://t.co/uaoBHPwgeM #Sport #News
— BILD Sport (@BILD_Sport) August 10, 2020