レアル・マドリードは今シーズンのラ・リーガで、Bチームにあたるレアル・マドリード・カスティージャの選手を一人も起用せずにシーズンを終えた。
ラウール ゴンザレス監督率いるカスティージャの選手では、DFハビ エルナンデスとDFミゲル グティエレスが、ラ・リーガが再開されてからトップチームに招集されていたが、どちらもトップチームデビューは果たせていない。
ブラジル代表FWロドリゴは、シーズン序盤はカスティージャでプレーしていたが、ジネディーヌ ジダン監督の下では常にトップチームの一員として扱われており、カスティージャの選手としてトップチームの試合に出場したわけではない。
カスティージャの選手を一人も起用しなかったのは、レアル・マドリードでは実に12年ぶりのことだ。
Desde 2008 no había una Liga sin ayuda de jugadores al Castilla al primer equipo https://t.co/Q0ub14B8zU
— MARCA (@marca) July 19, 2020
スペイン『マルカ』紙が、過去11年でトップチームの試合で起用されたカスティージャの選手をまとめている。
08/09シーズン
ミゲル パランカとアルベルト ブエノは、ファンデ ラモス監督の下でトップデビューを果たし3試合に出場した。
マルコス テバルとガリー カヘルマチェルは、シーズン最終節にトップチームデビューを果たした。
09/10シーズン
マヌエル ペジェグリーニ監督は、マルコス アロンソをラシン戦で2分、フアンフランをオサスナ戦で6分、ペドロ モスケラをヘタフェ戦で1分出場させた。
10/11シーズン
ジョゼ モウリーニョ監督の就任初年度には、カスティージャから7選手がトップチームデビューを果たした。
2試合に出場したナチョをはじめ、アルバロ モラタ、フアンカル、ヘスース フェルナンデス、トマス メヒアス、ホセル マト、アレックス フェルナンデスはいずれも1試合に出場した。
11/12シーズン
レアル・マドリードがラ・リーガ優勝を果たし、カスティージャが2部昇格を果たしたシーズン。
モウリーニョ監督は、モラタとヘセ ロドリゲスを1試合ずつ途中出場させた。
12/13シーズン
モウリーニョ体制最後のシーズン。
カゼミーロ、ヘスース フェルナンデス、ファビーニョ、オマル マスカレル、ホセ ロドリゲス、ディエゴ ジョレンテがトップチームでプレーした。
13/14シーズン
ヘセ ロドリゲスとナチョ、モラタは、カルロ アンチェロッティ監督の下でトップチームに昇格した。
ディエゴ ジョレンテとウィリアン ジョゼも、このシーズンにトップチームでプレーした。
14/15シーズン
ジダン監督がカスティージャを指揮したシーズン。
アルバロ メドランとマルティン ウーデゴーアがトップチームデビューを果たした。
15/16シーズン
ラファエル ベニテス監督はボルハ マヨラルとマルコス ジョレンテをトップチームデビューさせた。
ベニテス監督が解任され、ジダン監督がトップチームに昇格した後はどちらもプレー頻度が増えた。
16/17シーズン
アルバロ テヘロは、このシーズン唯一カスティージャからトップチームデビューを果たした選手だった。アウェイでのデポルティーボ戦で3分間プレーした。
17/18シーズン
チャンピオンズリーグ決勝を控えていたジダン監督は、最終節ビジャレアル戦で息子のルカ ジダンをトップチームデビューさせた。
18/19シーズン
解任されたフレン ロペテギ監督の後任として、サンティアゴ ソラーリがカスティージャからトップチームの監督に昇格すると、ハビ サンチェスとクリストをトップチームデビューさせた。
しかし、すでにロペテギ監督はヴィニシウス ジュニオールをトップデビューさせていた。