アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、中指を立てた理由について説明した。英紙『Daily Mirror』が報じている。
アーセナルは18日に行われたFAカップ準決勝で前回覇者のマンチェスター・シティを2-0で撃破し、3シーズンぶりに決勝進出を果たした。これまで7連敗と苦手にしていたシティを倒したことで、選手たちは大盛り上がり。勝利を祝して試合後の控え室で記念撮影をしたわけだが、その写真の中でティアニーが中指を立てていたのだ。
Kieran Tierney explains cheeky middle finger celebration after Arsenal FA Cup win #FACup #ARSMCIhttps://t.co/vFAMC4HyNc
— Mirror Football (@MirrorFootball) July 19, 2020
チームメイトのGKエミリアーノ・マルティネスがその写真をSNSに投稿したことで、ティアニーに注目が集まることに。すると同選手は慌てて「アップされるとは思っていなかった。あれは用具係りに向けた冗談だったのさ」と中指についてツイッターで説明。「不快な思いをさせてしまったのなら申し訳ありません」と謝罪した。
先月紹介したが、ティアニーは激安スーパーマーケットのビニール袋で試合会場入りするほど庶民的な選手で、サポーターからの人気も高い。今回の件についても彼を咎めるファンは少なく、むしろファンとの心温まるやり取りが話題になったほどだ。
闘病中のあるファンが「あれ（中指）は私のガンに向けたものだよね。素晴らしい試合だった。病院の夜が素敵なものになったよ」と感謝をツイートしたのだ。するとティアニーは「その通りさ！ 君は英雄だ。連絡してくれたら今夜着用したユニフォームを送るよ。戦い続けよう」と返信したのだ。
ユニフォームの次に贈るのは8月1日に行われるFAカップ決勝後の優勝報告だろう。アーセナルはティアニーが先発出場さえすれば安泰である。というのも、ティアニーは前所属のセルティック時代を含め、2016年からスタメン出場した国内カップ戦は一度も負けていないのだ！
果たしてティアニーは、闘病中のファンのために有終の美を飾れるのだろうか。
💬 "It feels good knowing that we've all got each other's back, if you go then someone is covering. You're in it together."
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— Arsenal (@Arsenal) July 19, 2020
