25日に悲願のプレミアリーグ初優勝を果たしたリヴァプール。圧倒的な強さで首位を突っ走り、英国トップリーグ史上最も多い7試合を残しての優勝決定となった。
何と言っても見逃せないのがユルゲン・クロップ監督の手腕だろう。数々のスター選手たちをまとめてソリッドなチームを作り上げ、就任5年目にしてプレミアリーグのタイトルを手にした。
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ではクロップ監督が就任した当時、リヴァプールはどんなチームだったのだろうか。クロップ監督が初めて指揮を執った2015年10月17日のプレミアリーグ、トッテナム戦のメンバーをイギリスメディア『talkSPORT』が振り返っている。
ゴールマウスを守っていたのはシモン・ミニョレ。2013年からリヴァプールに在籍していたが、凡ミスを繰り返したことで定位置を失い、昨年夏クルブ・ブルッヘに移籍した。
4バックには左からアルベルト・モレノ、ママドゥ・サコー、マルティン・シュクルテル、ナサニエル・クラインが並んでいた。この中で現在もリヴァプールに所属しているのはクラインのみ。ただ今季は全く出場機会を与えられず、契約満了となる今月末でクラブを去ることが決定している。
ダブルボランチを組んでいたのはエムレ・ジャンとルーカス・レイヴァ。一列前にはジェイムズ・ミルナー、フィリペ・コウチーニョ、アダム・ララーナが出場していた。今季もマルチロールとして活躍したミルナーは、マンチェスター・シティ在籍時の2011-12、2013-14シーズンに続いて3度目のプレミア制覇を達成。近年は出番が減っていたララーナは今季を最後にリヴァプールに別れを告げるが、短期契約を結んだことで、シーズン終了までリヴァプールの一員として活動を続ける。
初陣で1トップを任されていたのは、今もリヴァプールでプレーするディヴォック・オリギだ。現在は途中出場がメインとなっているベルギー人FWだが、昨季はチャンピオンズリーグ準決勝と決勝でゴールを挙げるなど、要所要所で輝きを放っている。
ちなみに当時のベンチメンバーには、コロ・トゥーレやジョー・アレンのほか、ジョアン・カルロス・テシェイラ、ジェローム・シンクレアといった見慣れない名前も。スタメンにモハメド・サラーやジョーダン・ヘンダーソン、フィルジル・ファン・ダイクが並び、ベンチにアレックス・オックスレイド=チェンバレンや南野拓実が控える今とは大違いだった。悲願の戴冠を果たした裏には、クロップ監督のほか、的確な補強を行ったフロント陣の働きがあったことも忘れてはならないだろう。
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