マジョルカはリーガ・エスパニョーラ再開後、3試合で1分け2敗。勝ち点26の18位と降格圏からの脱出を果たせていない。残留圏内の17位エイバルとの勝ち点差は3ポイントとはいえ、いち早く白星が欲しいところだろう。
そんな彼らと対照的なリスタートを切ったのが、24日に対戦するレアル・マドリードだ。21日に行われたレアル・ソシエダ戦は2-1で勝利。これでバルセロナと勝ち点(65)で並び、直接対決の成績(1勝1分け)で上回ったため、首位奪還に成功した。リーグ再開後3連勝と勢いに乗っており、実力差を考えてもマジョルカの劣勢が予想される。
しかし、レアルにも隙がないわけではない。今季チーム最多の出場時間を誇るMFカゼミーロがソシエダ戦で今季10枚目となるイエローカードを貰ったため、マジョルカ戦は出場停止で出られないのだ。
スペイン紙『ラ・バングアルディア』によると、カゼミーロが今季出場しなかったリーグ戦は2試合。その2試合とも、レアルはドロー(第17節バレンシア戦:1-1、第18節アスレティック・ビルバオ戦:0-0)に終わっているという。
さらにカップ戦も含めれば、コパ・デル・レイ準々決勝でも、レアルはカゼミーロ不在のなか、ソシエダをホームに迎えて3-4の敗戦を喫している。一方、同じくカゼミーロが出場しなかった同大会のラウンド16では、香川真司擁するサラゴサに4-0の勝利を収めているが、相手は2部のクラブだった。
昨季を振り返ってみても、カゼミーロが出場しなかったラスト2試合はいずれも敗戦。リーガ第35節ラージョ戦(0-1)と第38節ベティス戦(0-2)は“完封負け”を喫している。つまり、カゼミーロ不在のレアルは1部のクラブ相手に公式戦5試合勝利なし(2分け3敗)となっているのだ。
フェデリコ・バルベルデのアンカー起用やダブルボランチの採用など、ジネディーヌ・ジダン監督は最善の策をとってくるものと思われるが、マジョルカにとっては大きなチャンスとなるだろう。リーガ屈指のボールハンターがいないことは、久保建英にとっても追い風となるはずだ。
今季前半戦の対戦では、マジョルカがホームで1-0と勝利。カゼミーロがフル出場しながら、レアル相手に13年ぶりの勝利を挙げている。では、背番号14がいなければ――2度目の金星を期待せずにはいられない。
#LoMásLeído Takefusa Kubo: "Fiché por el Madrid porque tenía un plan de futuro para mí" https://t.co/Tmj5NVekzw Una entrevista de @Carpio_Marca y @RoloEM
— MARCA (@marca) October 18, 2019