マンチェスターCが新アシスタントコーチとして、ペップ グアルディオラ監督の師匠であるフアン マヌエル リージョ氏に目をつけているようだ。
マンチェスターCは昨年12月にアシスタントコーチを務めていたミケル アルテタが去った後(アーセナル監督に就任)、後任を置いていなかった。
バルセロナ在籍時にリージョの率いたチームと対戦して感銘を受けていたグアルディオラは、現役最後のクラブとして、2006年にリージョが率いていたメキシコのドラドス・シナロアと契約した。
グアルディオラはリージョのことを“マエストロ”と呼んでおり、指導方法やそのフットボールスタイルなど多くの影響を受けたことを認めている。
リージョも2012年に行われた『FIFA』のインタビューで「グアルディオラは私にとって息子のようなものだ」と語っており、両者は共に認める合う師弟関係となっている。
グアルディオラは、ヴァンサン コンパニやシャビ アロンソをNo2に置くことも検討していたようだが、現在はリージョ一人に絞っているという。
プロ選手の経験が全くないリージョは、30歳でサラマンカ(当時1部)の監督に就任。これは、ラ・リーガの最年少監督記録であった。
スペインのクラブで監督を歴任し、メキシコやコロンビアのクラブでも指揮を執ったリージョは、18年~19年には日本のヴィッセル神戸でも監督を務め、アンドレス イニエスタやダビ ビジャ、ルーカス ポドルスキらを指導した。
最近までは中国の青島黄海で監督を務めていたが、今年6月に退任している。